第18節・Fortuna Düsseldorf vs Hamburger SV
HSVとのトップゲームは0-0のスコアレスドローに
火曜日の夜に行われたフォルトゥナとHamburger SVのトップゲームは、0-0のスコアレスドローとなった。 戦術的な展開となったこの一戦では、HSVが長い時間に渡り試合を優位に進め、特に前半には何度かチャンスを作られたものの、試合が進むにつれて安定感を取り戻すフォルトゥナの守備を前に苛立ちを見せる場面も。一方、ホームのフォルトゥナも数少ないチャンスを生かすことができなかった。
スターティングメンバー:4つのポジションを変更
5日間で2戦目のトップゲームを迎えたUwe Rösler監督は、前節のスターティングメンバーからいくつかのポジション変更を余儀なくされた。Greuther Fürth戦で先発したアペルカンプ真大(筋肉系の負傷)、 Felix KlausとEdgar Prib(両選手共に胃腸炎)を欠くこととなったフォルトゥナは、その代わりにKristoffer PetersonとThomas Pledlがサイドハーフに起用され、Marcel Sobottkaが中央MFのポジションに入った。そして最前線には、Dawid KownackiとKenan Karamanが並び、Rouwen Henningsがベンチスタートとなった。
前半:HSVが主導権を握る展開に
試合立ち上がりは、Uwe Rösler監督が試合前の記者会見で予測していた“対等のゲーム“が展開されたものの、時間が経つにつれてHSVがゲームの主導権を握り、序盤には相手が何度かチャンスを迎える展開に。Jeremy Dudziakがペナルティーエリア内のDavid Kinsombiにラストパスを送るも、僅かに合わずピンチを逃れる(11分)。その5分後、Jener Kinsombiのヘディングシュートはポストの左へ逸れていく(16分)。さらに19分、 Khaled NareyのヘディングシュートにはFlorian Kastenmeierがこの試合最初の見せ場を迎え、足でのブロックを見せゴールを許さない。また、Sonny Kittelからのフリーキックに合わせたToni Leistnerのヘディングシュートもゴールを大きく逸れていく(20分)。一方のフォルトゥナは、コンパクトな守備から素早いカウンターを狙うも、なかなか危険なチャンスを作り出すことができない。
Karamanのフィニッシュ
前半の終盤、Karamanがこの日最初のチャンスを迎えるも、ゴールまで約22mからのシュートはゴール上を越えていく(35分)。また前半終了間際、Pledlのフリーキックに再びトルコ代表ストライカーが頭で合わせるも、このシュートは相手GK Sven Ulreichの正面に。終始ゲームの主導権を握っていたHSVだったが、前半の終盤には明らかに作り出すチャンスの数も少なくなり、0-0でハーフタイムへ。
後半:安定したディフェンスを見せたフォルトゥナ
後半に入っても主導権を握るHSVだが、フォルトゥナの堅いディフェンスが相手にチャンスを作らせない展開が続く。一方、攻撃に出るフォルトゥナも、コーナーキックからKevin Dansoがヘディングシュートを放つも、ここは僅かに枠を捉えられない(56分)。その数分後、Zimmermannからのセンタリングに反応した相手GK Ulreichが取りこぼすも、ゴール前で待つKownackiの手前で相手DFにクリアされてしまう(59分)。また、Kownackiは試合終盤にもシュートを狙ったものの、ゴール正面へのシュートはUlreichが難なくキャッチ(74分)。そして迎えた後半ロスタイム、Luka Krajncがこの日最大のチャンスを迎えるも、ゴール右隅へ放ったヘディングシュートはUlreichの好セーブに阻まれ、ゴールネットを揺らすことができなかった(90分+3分)。リーグ最強のオフェンス力を誇るハンブルグに対し、堅い守備を見せたフォルトゥナが、再び無失点に抑える安定したパフォーマンスを発揮した。
次節はWürzburgでのアウェー戦
フォルトゥナは次節、1月29日(金)にアウェーにてWürzburger Kickersと対戦する(18:30キックオフ)。