決して諦めないフォルトゥナ、DFの今季初ゴール&GKの攻撃参加
#F95SFGの5つの要点をチェック
稀に後々何度も話ができるような試合があるが、SpVgg Greuther Fürthとの3-3の激闘はまさにそんな試合となった。ここでは、金曜日の夜に行われた一戦での5つの要点をチェックしていく。
1.フォルトゥナの追い上げ
フォルトゥナはGreuther Fürth戦で2度のビハインドから追い上げを見せた。なんの予兆もないところから0-1、0-2と数分で2失点を喫したものの、Kenan Karamanの得点ですぐに反撃の狼煙を上げる。すると、後半開始早々にはKristoffer Petersonがゴールをマークし、試合を振り出しに戻す。また、その直後にSebastian Ernstに2-3にされるも、フォルトゥナは決して諦めなかった。Uwe Rösler監督率いるチームが、ビハインドから追い返して獲得した勝ち点は、これで今季6ポイント目となる。試合後のインタビューで2点目をマークしたPetersonは、「最終的に我々の強いキャラクターを示せたので、強いチームからも勝ち点を獲得することができました」とコメントしている。
2.悲喜こもごもの"ツィンボ"
右サイドバックのMatthias Zimmermannにとって、前所属クラブとの一戦は少し波のあるゲームとなった。0-2のシーンでZimmermannは、Branimir Hrgotaからのクロスへの対応を誤ると、Julian Greenがそのミスを見逃さず、フォルトゥナが追加点を奪われてしまう形に。しかし"ツィンボ"は諦めず、ハーフタイム直後には彼の素晴らしいクロスから2-2となる同点弾が生まれた。これは彼にとって今季4点アシスト目となっており、その内の3アシストはここ最近の5試合でマークしている。
3.Dansoが今季初ゴール
Kevin Dansoは今季前半戦のコーナーキックで、すでに何度も相手のペナルティエリアに侵入していた。その中で、長身でヘディングの強いセンターバックがフィニッシュを放つことが何度もあったが、残念ながらここまでは得点に繋がっていなかった。しかしFürthとの一戦では、Thomas PledlからのボールにDansoが頭で合わせ、相手GK Sascha Burchertの守るゴールの右下に突き刺しネットを揺らした。試合後に、「ヘディングで得点できたことは本当に良かったです」と述べたDansoは、逆転となる4点目獲得の時間を無駄にしないためにゴールパフォーマンスもせず、ダッシュでセンターサークルにボールをセットしていた。しかし、残念ながら最終的に逆転とはならなかった。
4.Kastenmeierが83分に相手ペナルティエリア内へ
ところでDansoがヘディングでゴールを奪った83分、テレビの前の観客は驚愕したのではないだろうか。コーナーキックの前、残り時間約10分前にも関わらず、突然フォルトゥナのGK Florian Kastenmeierが相手ペナルティエリア内に出現した。元ストライカーだったKastenmeierは、「結果としてゴールに繋がったので良かったです」と自身の攻撃参加についてコメント。Kevin Dansoは彼のすぐ後ろでヘディングシュートを決めていた。Uwe Rösler監督も試合後の記者会見で、「私が彼に前に出るように命じました。我々は1点ビハインドでしたからね。それは83分でも87分、93分でも同じです」とコメントしている。
5.次のトップゲームがすぐそこに
トップゲームの後に、またすぐにトップゲームが控えている。来週火曜日には、現在リーグ首位のHamburger SVをホームのアリーナで迎え撃つ。Kristoffer Petersonは「HSV戦は再びビッグゲームになるでしょう」と述べ、Kevin Dansoは「ここで勝ち点3を勝ち取りたい」とコメントしている。いずれにしても、Fürth戦で見せた2度の追い上げは、彼らの大きな自信に繋がっているはずだ。