新たな連勝街道スタートか

#AUEF95での5つの要点をチェック

週明けのBraunschweig戦で連勝記録が途絶えたフォルトゥナだったが、土曜日の午後にはErzgebirgeで再び素晴らしいパフォーマンスを見せ、新たな勝ち点3を獲得した。もしかすると、すでにAueで次の連勝街道が始まっているのかもしれない。そんなAue戦での5つの要点はこちらから。

1.非常に安定しているフォルトゥナの守備

フォルトゥナは今季最初の5試合の内4試合で、最低2失点以上を喫していた。しかし、シーズン序盤にフォルトゥナの弱点のように見えていた部分は今、自分たちのストロングポイントと言えるまでに改善されている。フォルトゥナはここ数週間、非常に安定した守備を見せており、その証拠としてFlorian Kastenmeierを始めとするディフェンス陣は、ここ最近の5試合で1失点しか喫しておらず、Aueではまたしても無失点に抑えている。これに対してUwe Rösler監督は「我々はAueにほとんどチャンスを作らせませんでした。今回も守備陣が非常に安定したパフォーマンスを見せてくれました」と称賛している。そして、次の2試合はリーグで最も攻撃のあるチーム、Fürth(得点数：30得点で3位)とHamburg(得点数：31得点で首位)との対戦がフォルトゥナを待ち受ける。

 

2.Moralesの華麗なアシスト

時々何かを失って初めて気づくということがあるだろう。秋に長期に渡る怪我で離脱していたMF Alfredo Moralesについて、フォルトゥナファンはそう感じていたのかもしれない。そんな30歳のボランチは、11月末に復帰して以来、ディフェンシブMFの位置での堅実な守備や低い位置からのゲームメイクなど、中盤に大きな安定感をもたらしている。そして土曜日、アメリカ代表MFはDawid Kownackiへの芸術的なループパスで、重要な先制点のアシストをマークしている。ちなみにフォルトゥナは今シーズン、Moralesがスターティングメンバーで出場した試合には1度しか黒星がない。

 

3.サイドハーフに新たなオプション

フォルトゥナファンの中には、Rösler監督が送り出した攻撃陣のメンバーに驚いた人もいるかもしれない。右サイドハーフにはチームで僅か2回のトレーニングしか行っていない新加入のFelix Klausを先発に起用し、左サイドハーフにはアペルカンプ真大を今季初めて配置した。しかし、この采配が功を奏し、2人は非常に良いパフォーマンスを発揮！フォルトゥナでのデビュー戦となったKlausは攻守に渡りチームに貢献し、アペルカンプは効果的なドリブルや巧みなパスでフォルトゥナの攻撃を牽引する活躍を見せた。Rösler監督も「シンタは多くの人が思っている以上に1対1でのスピードや強さを持っています。また、非常に頭の良い選手です。今日は皆がそれを目の当たりにしたことでしょう」と自らのアカデミーで成長を遂げたアペルカンプを称賛した。

 

4.ストライカーが躍動

現役時代には自身もセンターフォワードでプレーしたUwe Rösler監督は、ストライカーが休憩を必要とするタイミングを1番よく知っているのかもしれない。そのため、土曜日の試合にはRouwen Henningsをベンチに置き、Dawid Kownackiを今季2度目の先発に起用した。 その結果、Kownackiは1-0となる先制点を挙げ、彼と2トップを組んだKenan Karamanも試合終盤で2-0となる追加点をマークしたことで、テレビの前で観戦するフォルトゥナファンの緊張を和らげてくれた。また、途中交代で入ったHenningsも、最終的にKaramanの得点に繋がったシーンでKristoffer Petersonへの絶妙なラストパスを送っていただけでなく、フォルトゥナのユニフォームを身に纏い150試合出場を達成している。

 

5.上位直接対決2連戦

ここ数週間、好調をキープしているフォルトゥナにとって、前半戦の最終戦と後半戦の初戦は、非常に大事な上位直接対決となる。フォルトゥナは来週金曜日、現在リーグ5位のGreuther Fürthと対戦し、その数日後には現在(日曜日に行われる第16節前の時点で)リーグ2位のHamburgと対戦する。フォルトゥナが好調の中で迎えるホームでの上位直接対決の2連戦は、今シーズンの大きなポイントとも言える重要なゲームになるだろう。