第13節・FC St. Pauli vs Fortuna Düsseldorf

4連勝！フォルトゥナがFC St. Pauliを撃破

日曜日の午後、フォルトゥナはアウェーで FC St. Pauliに3-0で勝利を収め、見事に4連勝を飾った。Uwe Rösler監督率いるチームは、前半にMatthias Zimmermannのゴールで先制すると、後半にRouwen Henningsが追加点を挙げ、試合終了間際にはEdgar Pribのダメ押しとなるゴールで快勝を収めた。

スターティングメンバー：KaramanとSobottkaが先発

Uwe Rösler監督は、3-0での勝利を収めたOsnabrück戦のスターティングメンバーから3つのポジションを変更してこの一戦に臨んだ。前線にはDawid Kownackiに代わりKenan Karamanが入り、中盤にはEdgar Pribに代わってMarcel Sobottkaが。そして、GKには累積出場停止から復帰したFlorian KastenmeierがRaphael Wolfに代わりゴールマウスを守ることとなった。

 

前半：Kyerehのシュートはポスト直撃、Zimmermannのシュートはゴールネットを揺らす

試合開始から数秒後、フォルトゥナは深く胸を撫で下ろすことに。DFラインの裏に抜け出したDaniel-Kofi Kyerehのボレーシュートはゴール左ポストを直撃(1分)。しかし この衝撃で目を覚ましたフォルトゥナは、序盤からゲームの流れを掴んでいく。すると10分、Kristoffer Petersonからのセンタリングに、ゴール前に走り込んだMatthias Zimmermannがダイレクトでゴール左下に流し込み、先制点を獲得する。さらにその直後、攻撃の手を緩めないフォルトゥナはKristoffer Petersonがチャンスを迎えるも、ここは相手GKの好セーブに阻まれてしまう。このシーンではオフサイドの判定となったものの、スウェーデン人アタッカーはボールを受けた瞬間におそらく相手DFと同じラインにいたため、ゴールを決めていれば追加点となっていただろう(11分)。

 

Dittgenが同点ゴールを逃す

フォルトゥナは前半30分間に渡り、コンパクトなディフェンスと部分的に素晴らしいパスコンビネーションで、非常に説得力のあるアウェー戦を見せる。そんな中、Marcel Sobottkaがロングシュートで追加点を狙うも、ここはゴール上を越えていく(20分)。その直後、PetersonのフリーキックにAlfredo Moralesがヘディングで合わせるも、ここもGKの正面へ(21分)。一方、St. Pauliも前半終盤になるにつれ流れを掴み出し、Maximilian Dittgenが立て続けに2度のチャンスを迎える。まず、Kyerehからのクロスに合わせたシュートはゴール上を越えていく(35分)。その1分後には、ゴール前の混戦からシュートを放つも、Kastenmeierとポストに当たったボールを最後はZimmermannがクリアしてピンチを逃れる(36分)。こうして、Uwe Rösler監督率いるチームは1点リードでハーフタイムへ。

 

後半：Henningsが追加点を獲得

後半、良い立ち上がりを見せたフォルトゥナが立て続けにチャンスを迎える。早いショートカウンターから最後はSobottkaがシュートを放つも、ここは相手DFにブロックに合い追加点には至らない(48分)。更にその10分後、Andre Hoffmannのヘディングシュートは相手DFのRico Benatelliにゴールライン側ギリギリでクリアされてしまう(59分)。それでも猛攻を続け、何度もSt. Pauliゴールに襲いかかるフォルトゥナは、Zimmermannが上げた右サイドからの完璧なクロスにRouwen Henningsがヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、追加点の獲得に成功する(62分)。

 

試合終了間際にPribがダメ押し

さらにフォルトゥナは立て続けに試合を決定づける得点チャンスを迎える。72分、素早いカウンターで抜け出したPledlシュートは僅かにゴールを捉えられず、その数分後に途中交代で出場したDawid Kownackiがゴールを狙うも相手GKの好セーブに阻まれてしまう(76分)。一方、その間に相手MFのKevin Lankfordに危険なシュートを放たれるも、Kastenmeierも素晴らしい反応を見せゴールを許さない(74分)。また試合終盤、Kownackiへのファウルに対してSt. PauliのGKに1度はレッドカードが提示されるも、主審のRobert Schröder氏はビデオ審議の結果、最初にボールに触っていたとしてレッドカードを取り消し、イエローカードを提示(80分)。そして迎えた後半ロスタイム、Edgar Pribが角度のないところから左足を振り抜き、試合を決定づける3点目をマークした(90分+3分)。こうして、フォルトゥナは3-0で快勝し、見事に4連勝を飾った。

 

Essenにて今年最後の公式戦へ

FC St. Pauli試合はクリスマス前の最後の試合ではない。フォルトゥナは12月23日(水)、今年最後の公式戦となるRot-Weiss Essenとのドイツ杯第2回戦に臨むこととなる(18:30キックオフ)。