今年最後のホームゲーム
VFL OSNABRÜCKをホームで迎え撃つフォルトゥナ
Karlsruher SCのとアウェー戦から3日後、今年最後のホームゲームが予定されている。今週はイングリッシュウィークとなっており、水曜日にホームのアリーナでVfL Osnabrückを迎え撃つこととなる。アウェーで強さを発揮しているニーダーザクセン州の強豪クラブに対し、Uwe Rösler監督率いるチームはここ2試合のパフォーマンスを再び発揮し勝利することで、順位表でもOsnabrückを上回りたいところだ。
対戦相手
2部リーグ2年目のクラブ
サッカー界には様々なジンクスが言い継がれているが、その中の一つに昇格組の”呪われた2年目”というフレーズがあり、昇格したチームは1年目よりも2年目の方が遥かに難しいシーズンになるというものである。これはフォルトゥナも昨シーズン、身をもって体験している。しかしVfL Osnabrückは現在、このジンクスが必ずしもそうではないことを証明している。ニーダーザクセン州のクラブは昇格1年目のシーズンを13位で終え、今季はその結果を上回るパフォーマンスを見せている。ここ最近の6試合の内4試合(Braunschweig、St. Pauli、Jahn Regensburg、Sandhausen)に勝利したOsnabrückは、勝ち点19ポイントで5位につけており、第11節を終えた時点で今季のブンデスリーガ2部におけるサプライズチームの1つとなっている。
アウェーで強さを発揮
Osnabrückはここ数ヶ月、本拠地であるブレーマー・ブリュッケではなく、アウェーで非常に良い結果を残している。キャプテンMaurice Trapp擁するチームは、今季アウェーでの公式戦で12試合無敗をキープしており、彼らが最後に敗者としてピッチを去ったのは、今年3月1日に行われたFC St. Pauli戦(1-3)となっている。今シーズンのアウェー戦全6試合では3勝3分けとなっており、アウェー戦のみの順位表ではGreuther Fürthに次ぐ2位につけている。ここ最近のアウェー戦は、ちょうど3日前にフォルトゥナがKarlsruheと対戦した日に平行して行われていたEintracht Braunschweig戦となっており、Osnabrückが2-0で勝利を収めている。
Kerkにフォーカス
今夏、Daniel Thioune元監督がHamburger SVに就任し、その後任としてMarco Grote監督がOsnabrückの指揮官に就任したことについて、驚いた人もいたかもしれない。ブレーメン出身の同監督は、SV Werder Bremenのアカデミーチームの指揮官を務めたことはあったものの(短期間VfB Lübeckの監督を務めた事も含め)、プロチームの監督を勤めた経験はなく、トップリーグで経験の浅いコーチにとっては大きな挑戦となった。しかし、ここ数週間のチームのパフォーマンスには彼への信頼が現れており、48歳の指揮官は特にオフェンスの選手たちに自由を与えることで、攻撃面に多くのバリエーションを持つプレースタイルを作り上げている。またGrote監督率いるチームは、守備の面でも状況に応じたプレッシングを行い、ボールを奪ってから速攻を仕掛けるサッカーを展開している。Osnabrück戦で注意するべきは、ゲームメーガSebastian Kerkを中心とした中盤だろう。シーズン前に1.FC Nürnbergから契約を果たした左サイドハーフは、2部リーグでの全11試合に出場し、5得点を挙げてチームのトップスコアラーとなっており、特にセットプレーで高いクオリティを持つ。そんなKerkに加え、若手のLudovit Reisも安定した活躍を見せている。FC Barcelonaからレンタル移籍中の20歳MFは、非常にボールキープ力が高く、一貫したフィジカルの強さを兼ね備えている。また、キャプテンのMaurice Trapp、Luc Ihorst、Timo Beermannなどの選手は、ブンデスリーガ2部の戦いに重要なフィジカル面で存在感を発揮している。
フォルトゥナ
ホームで強さを発揮
先週日曜日、フォルトゥナはKarlsruher SCに2-1で勝利を収め、今季待望のアウェー初勝利を手にした。これで更に自信をつけたチームは、水曜日のホーム戦で新たな勝利を掴み取ってくれることだろう。Flingernの伝統クラブは今季のホーム戦5試合で4勝1分けと、ここまでまだ無敗をキープしている。それだけが十分なモチベーションにならなくとも、今季初の2連勝を収めたということはUwe Rösler監督率いるチームにとって非常に大きな意味を持つことに違いない。そして今週水曜日、今季初の3連勝を掛けたVfL Osnabrück戦に臨むこととなる。
Uwe Rösler監督のコメント
「Osnabrückはアウェー戦のみの順位が2位であり、敵地で未だに無敗をキープしていますし、勝ち点19ポイント獲得と目標を大きく上回る結果を残しており、失うものは何もありません。 また、彼らは頻繁に中盤を経由し、テクニシャンたちが小さなスペースからでも状況を打開する力を持っています。しかし、それは同時に相手にカウンターのチャンスを与えることにも繋がります。 我々はしっかりと相手を特徴を把握し、Karlsruhe戦でのパフォーマンスを再度発揮しなければなりません」
選手情報
- Florian Kastenmeierは前節の試合で退場処分となったため、水曜日の試合には累積出場停止となる。
- そのため、日曜日に途中出場したRaphael Wolfがゴールマウスに復帰する。
- Anton Mitryushkinは、水曜日に初めて控えGKとしてトップチームの試合メンバーに入る。
- 先週末にセカンドチームの試合に出場したLeonardo Koutrisも、 VfL Osnabrück戦で再びメンバー入りすることが決定している。
過去の対戦
- これまでの対戦:16回(フォルトゥナが8勝、2分け、6敗)
- ここ最近の対戦:2010/11シーズン、ブンデスリーガ2部、フォルトゥナがホームにて2-1で勝利
ファン情報
VfL Osnabrückとの一戦も、引き続き無観客で開催されることとなっており、フォルトゥナの試合はSky Sport 7の有料放送で生中継される。なお、フォルトゥナファンはフォルトゥナアプリでの音声配信やライブティッカー、 またソーシャルメディアチャンネルではMerkur Spiel-Arenaからのライブレポートで最新情報を確認することができる。