Bericht

2020/12/05 | ニュース

変わらない情熱

ボランティア活動:GUNNAR KUHLES氏を始めとする多くの人々がフォルトゥナに貢献

フォルトゥナのようなクラブでは、多くの人々が心と魂を込め、情熱を持ってクラブに貢献しているというのが事実であり、それはボランティア活動でも同じだ。実際にFlingernの伝統クラブのユースアカデミーセンターも、ボランティア活動の大きな支援を受けている。その中の一人であるGunnar Kuhlesは、12月5日の国際ボランティアデーに多くの人々を代表し、自身のストーリーを語った。

これまでフォルトゥナ・デュッセルドルフとGunnar Kuhles氏の間には常に繋がりがあった。Flinger Broichsの近くで育ち、60年代末には彼の叔父であるGerd Klier氏がフォルトゥナのプロ選手として活躍。1970年にはKuhles氏自身が当時のE-Jugend(8歳から10歳まで)でプレーした経験を持つ。その数年後、彼自身が言う”Gerd Zeweの荷物持ち”となったことについては「彼は今そのことをもう覚えていないと思いますけどね」と述べるように、70年代からはKuhles氏自信を含め、年月が立っている。しかし、フォルトゥナへの情熱はいつの時代も変わらない。

 

Kuhles氏は約2年前から、その情熱をユースアカデミーセンターに注いでいる。2019年3月、同氏はアカデミーセンターのドライバーとして、学校へ選手たちを迎えに行ったり、大会の場所まで運転したり、トレーニング後に子供たちを家に送り届けたりしている。現在はLeverkusen-Mitteまでが彼の定番ルートとなっている。すでに約2年間ドライバーを務めているKuhles氏は、「早期退職した際には、生活リズムを与えてくれる職業が必要でした。そんな時、偶然にもこの仕事に出会い、フォルトゥナの一員となることができたんです。この仕事は私にとってパーフェクト仕事です」と述べ、続けて「子供たちだけでなく、従業員からの感謝の気持ちは、本当に素晴らしいものです」とこの仕事へのやりがいを語る。

 

”皆それぞれの仕事に情熱を注いでいる”

2019年から形成されたフォルトゥナのドライバーチームは現在、男性20名、女性1名で構成されている。その中には450ユーロで働く人やボランティアで働く人などそれぞれではあるものの、彼らを一つにまとめているのは他のところにある。Kuhles氏は、「皆が信じられないほど献身的です。何か不都合なことがあれば、電話を一本入れる必要がありますが、規則として3倍にも及ぶボランティアで活動する人たちがいます」と説明。

 

Kuhles氏は450ユーロで仕事をしているが、それでも早期退職者はこの仕事を全うしている。初めてA地点からB地点までのミニバスを運転してから1年弱で、現在はユースアカデミーセンターの管理人としても働き始めているKuhles氏は、「この仕事を引き受けるに当たっての条件は2つだけでした」と振り返り、「一つはドライバー業務を続けていきたいということ。もう一つは1セントも受け取らず、心のプロジェクトとして行うことでした」 と語り、それが実現した。

 

別の方法でサポート

「実際には、メンテナンス、暖房、技術の面を担当しています」と述べるKuhles氏。しかし、NLZはコロナパンデミックの影響で現在運営出来ていない。それでも彼は、週に4日から5日はFlinger Broichに足を運んでいる。こんな状況下でも仕事に自主的な情熱を燃やしているKuhles氏は、「私は”このような行動をすることを恥ずかしがらないで下さい”と皆さんにアドバイスすることしかできません。やろう!という気持ちがあり、実際に行動した人は何か大切なものを得ることが出来ます。私はなぜ今までこんなことをしなかったんだろう自問自答することがよくあります」と今の思いを語る。

 

この変わらない情熱こそが、70年代に当時10歳でフォルトゥナのE-Jugendでプレーしていた彼の今に繋がっているのではないだろうか。Kuhles氏は、「私は離婚した人をたくさん知っていますが、クラブと離れた人は見たことがありません」と笑みを浮かべる。また、「我々は皆、スタジアムでクラブを応援することが大好きです。しかし、その応援は違う形に変えることもできると思います。一見、ファンのサポートとボランティア活動はあまり共通点がないように見えますが、一つだけどちらにも間違いなく言えることは”フォルトゥナへの情熱”です」と語った。


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