因縁対決で黒星
#BOCF95の5つの要点をチェック
Bochumに完敗を喫した試合後、落胆と苛立ちの表情を浮かべながらインタビューに答えたAndre Hoffmannは、「しっかり分析する必要があります。ただ、金曜日にはこの敗戦を晴らすチャンスがあるので、ホームスタジアムでは今日と違うチームを見せたいと思います」とコメント。また、これは他のフォルトゥナの選手たちも同様に感じていることだろう。今週は金曜日に試合があり短い週になるため、Ruhrstadionでの失敗を挽回するためにも、下を向いている暇はない。Bochum戦での5つの要点は以下の通り。
1.今季5度目のPK献上
今季アウェーでの5戦目にて、フォルトゥナは今シーズン5度目となるPKを献上することとなった。今回は、Kristoffer Petersonがキックオフの数分後にSimon Zollerを倒していまい、ビデオによる審議の結果、PKを献上した上、一発退場処分を受けることとなった。これはフォルトゥナにとって今シーズン4枚目のレッドカードとなっている。このシーンに対してRouwen Henningsは、「また繰り返してしまいました。非常に残念ですし、これでは勝ち点獲得が難しくなってしまいます」と述べている。フォルトゥナは今後の試合、自陣のペナルティーエリアではもっとクレバーに対応しなければならない。
2.Kastenmeierの好セーブ
2020年はクラブ創立125周年の年ではあるものの、今のところフォルトゥナ全体を通して全てが上手く機能しているわけではない。今年に入ってから最も活躍を見せているのは、間違いなくFlorian Kastenmeierだろう。今年1月18日に初めてプロリーグでデビューを果たした23歳のGKは着実に成長を遂げており、月曜日の夜に行われた試合では5失点を喫したが、それでもフォルトゥナの正GKになった理由をしっかりと見せつけていた。Kastenmeierは自陣ペナルティーエリアを飛び出してカバーに回ったり、顔面セーブや身体を張ったセーブを見せて幾度となくチームを救い、これ以上期待できないほどのパフォーマンスを発揮していた。
3.あまりにも簡単な失点
Kastenmeierが素晴らしいパフォーマンスを見せたにも関わらず、フォルトゥナはこの試合で5失点を喫してしまった。ここ最近の3試合では、Nürnberg戦のPKを除いては無失点に抑えていたフォルトゥナの守備がそれが崩壊。Andre Hoffmannは試合後に、「2-0になった後、我々はあまりにも簡単に得点を許してしまった」と述べており、Uwe Rösler監督も「最後の3失点に関しては受け入れることができません」と明確に語った。フォルトゥナは金曜日の夜、ストライカーSerdar Dursunを要する強力なDarmstadtの攻撃陣に対して、改善したチームを見せるチャンスが待っている。
4.MoralesとKownackiが試合に出場
Rösler監督は、「後半は、試合感を取り戻すことが必要な選手を投入しました」と選手交代の意図を説明。これにより、今シーズン第1節に出場した後、怪我で10月はチームから離脱していたMFのAlfredo Moralesが、試合終盤に公式戦復帰を果たした。また、すでに前節のSandhausen戦で復帰を果たしていたDawid Kownackiにも、約30分間の出場時間が与えられた。月曜日の夜の数少ない朗報の一つは、Luka Krajncがベンチ入りするまでに復帰したことだろう。
5.短い週を前にするフォルトゥナ
現在、フォルトゥナの試合日程は非常にイレギュラーなものとなっている。Sandhausen戦からBochum戦の間には9日間あったが、Bochum戦からDarmstadt戦までは4日間しかない。この鬱憤を一刻も早く晴らしたいフォルトゥナ。Andre Hoffmannも「金曜日にまた試合ができるのは嬉しいです。ホームでは違う姿を見せたいと思います」と意気込みを口にしている。なお、この試合の後、アウェーでのKarlsruhe戦までは再び9日間が空き、その後にはイングリッシュウィークが控えている。