復帰した選手と新しいオプション
#FCNF95の5つの要点をチェック
Nürnbergとのアウェー戦を後にしたフォルトゥナは、代表ウィークでのリーグ中断期間に入っている。ここでは、Nürnberg戦の90分間での5つ要点を以下に記載していく。
1. 安定感のあるセンターバックコンビ
この一戦は、Christoph KlarerとKevin Dansoにとってフォルトゥナ4バックのセンターバックとしてコンビを組み挑んだ2戦目となったが、若いオーストリア人選手2人は再び素晴らしいパフォーマンスを見せた。フォルトゥナのDF陣はNürnbergのシュートを僅か10本に抑え、先週の1.FC Heidenheim戦と同様に流れの中からは無失点に抑えている。これにより今後、Uwe Rösler監督が多くの選手の中からどの選手をセンターバックとして起用するのか非常に興味深いものとなる。DansoとKlarerは好調をキープしているが、Andre Hoffmannも復帰しており(ここ2試合では途中出場)、現在はチームを離れているものの、離脱前には好パフォーマンスを見せていたLuka Krajncも代表ウィーク明けにはチームに復帰できるだろう。さらに興味深いのは、KlarerとDansoが再びオーストリアU21代表チームに招集されており、この2人は1ヶ月前のコソボ代表との試合でもセンターバックコンビとしてフル出場を果たし、ここでもまた無失点に抑えていたことだ。
2. サイドハーフに新しいオプション
この試合に今季2度目となる先発出場を果たしたKristoffer Petersonは、すでにチームの2得点目に貢献している。前節、1.FC Heidenheim戦でMarcel Sobottkaのゴールに繋がるフリーキックを獲得していたスウェーデン人のアタッカーは、今回もKenan Karamanをアシスト。これは、彼にとってフォルトゥナでの初アシストとなった。この2つの得点シーンで共通して言えるのは、Petersonが常に相手との1対1の局面を探り、得点チャンスを作り出しているということだ。ゴールを挙げたKaramanは試合後に、「Kristofferは得点シーンのような状況において、非常に大きな役割を果たしてくれます。彼のお陰で我々ストライカーは、より良いポジションからフィニッシュへ繋げることができます」とアシストをマークしたPetersonを称賛した。
3. ”Zimbo”が復帰
ここ数週間、Matthias Zimmermannが退屈していたことは間違いないだろう。しかし、先週土曜日にフォルトゥナの右サイドバックの退屈な期間は終わっている。Kiel戦の試合序盤早々に負傷し、Regensburg戦に欠場していた”Zimbo”ことZimmermannは、復帰戦となったHannover戦で退場処分を受けたことで、Heidenheim戦には累積出場停止となっていた。ここ2年半の間に、彼が連続4試合での出場時間合計が90分間に達しなかったのはこれが初めてとなる。不動の右サイドバックはブンデスリーガでの2018/19シーズン、全3,060分の内3,050分に出場していたのにも関わらず、2019/20シーズンはここまでフル出場をしていない試合も含めてたったの4試合に留まっていた。そんな右サイドバックが再び復帰し、第2節以来となる ”通常”の90分フル出場を果たした。
4. アウェーでは初の勝ち点獲得
ホームでは3試合で勝ち点7ポイントと十分に勝ち点を獲得しているフォルトゥナだが、アウェーではここまで勝ち点を獲得できずにいた。しかし、ついに先週土曜日にアウェーでは初となる勝ち点の獲得に成功している。だが、アウェーで苦戦を強いられているのはフォルトゥナだけではなく、2部リーグ全18クラブの内、Heidenheim、Hannover、Sandhausen、Würzburgを含む9クラブが、まだアウェーで勝利を挙げられていない。もしかするとフォルトゥナは、今季最も近場で行われる次回のアウェー戦がこの流れを断ち切るキッカケになるかもしれない。Adam Bodzekを始めとするチームは、11月30日(月)にVfL Bochumと対戦する。
5. 元キャプテンの姿が…
土曜日の試合にベンチ入りしたのがOliver Finkだ。長年フォルトゥナでプレーしているFinkは、今季からはトップチームのメンバーとしてではなくU23チームの盟主としてプレーしており、この試合で今シーズン初めて2部リーグのチームにメンバー入りしたものの、出場機会は訪れなかった。もし出場していれば、Finkは38歳5ヶ月でKarlsruheのDaniel Gordonの35歳9ヶ月を大きく引き離し、今季2部リーグでの最年長出場記録となっていた。それでもブンデスリーガ2部の史上最年長出場記録はFinkを上回っており、当時KSV Hessen Kasselに所属していたリベロのHolger Brückが、42歳の誕生日となる1989年9月に出場したAlemannia Aachen戦(1-5)が最年長出場記録となっている。