「このリアクションを見せれたことは重要」
NÜRNBERG戦で同点ゴールを決めたKENAN KARAMANにフォーカス
Nürnberg戦の試合序盤、フォルトゥナは”不運”に見舞われたと言わざるを得ない。相手を自陣ゴールに近寄らせず、決して悪くないゲーム運びを見せていたフォルトゥナは、議論となったハンドによるPK判定によりリードを許す展開に。しかし、ちょうどその15分後にはKenan Karamanのゴールで立て直したUwe Rösler監督率いるチームは、アウェーのFrankenlandにて少なくとも勝ち点1点を獲得することに成功した。
試合後のインタビューでPKについて聞かれたKaramanが、「なぜかこのような不運を断ち切ることができません」と述べているように、フォルトゥナは今シーズン非常に多くのPKを相手に献上している。トルコ代表ストライカーは続けて、「自陣のペナルティーエリアでもっとクレバーに対応する必要があります。不用意にPKを与えてしまうことは、試合の流れを変えてしまったり、勝ち点を逃してしまうことに繋がりますからね。特に前半、Nürnbergはほとんど得点チャンスがなかったにも関わらず、我々は不必要に1点を追いかける展開となってしまいました」とコメント。
それでもKaramanが同点ゴールを挙げ、フォルトゥナはしっかりと試合を立て直す。左サイドを抜け出したKristoffer Petersonが中央にボールを送ると、26歳のストライカーが華麗な反転から相手GK Christian Matheniaの逆をつく技ありゴールで1-1とする。KaramanはアシストをマークしたPetersonについて、「Kristofferは得点シーンのような状況において、非常に大きな役割を果たしてくれます。彼は常に1対1の状況を探り仕掛けてくれるので、我々ストライカーはより良いポジションからフィニッシュへ繋げることができます」と称賛し、続けて「全体として、失点した後にこのリアクションを見せたことは重要でした」と早い段階で試合を振り出しに戻せたことの重要性を強調した。
前半30分にKaramanが今季2得点目となるゴールを挙げたものの、土曜日にはそれ以上のゴールを奪うことはできず、スコアは1-1のままタイムアップを迎えた。この結果にKaramanは、「非常に激しい攻防の中でもバランスの取れた試合だったと思います。試合終盤には1つ、2つのチャンスを活かしきれなかった場面があり、我々の目標であった勝ち点3点は獲得できませんでしたが、勝ち点1点を分け合うのは両チームにとって満足な結果だと思います」とこの試合を評価している。そして、Stuttgart出身のKaramanは、今後数週間でチームの改善を期待しており、「代表ウィークでリーグが中断となる間に、負傷していた数人の選手が復帰できることは我々にとってプラスでしかありません。我々は数週間後、間違いなく更に強力なチームとなりピッチに戻ってきます」と語っている。