好調をキープするストライカー
KARAMANにフォーカス
ホームで行われたSSV Jahn Regensburgとの一戦で、前半を2点ビハインドで折り返したフォルトゥナだったが、試合終盤にKenan Karamanが魅せた。トルコ代表ストライカーの個人技を活かしたドリブル突破からの素晴らしいゴールはチームに勢いを与え、最終的には2-2の引き分けでタイムアップを迎えた。なお、Karamanは先週の代表戦でも2得点を挙げていた。
Uwe Rösler監督はRegensburg戦前の記者会見で、Karamanが代表戦に3度出場していることを踏まえ、ジョーカー役としてベンチスタートするのか、それともスターティングメンバーとして出場するのか問われていた。これに対しフォルトゥナの指揮官は、「本来であれば、最高峰のレベルで得点やアシストをマークしている選手のポジティブな流れを活かすべきです」 とコメントしていたことから、Karamanがスターティングメンバーに名を連ねることはほぼ確実となっていた。
実際に、トルコは代表戦で驚異的なパフォーマンスを見せた。その中でKaramanは、ドイツ戦とロシア戦の両試合で得点し、セルビア戦ではアシストをマーク。長距離移動(モスクワ、イスタンブール)から先週木曜日にフォルトゥナへ戻ってきた26歳のストライカーは、Regensburg戦に向けたリカバリーのため、Rösler監督から1日の休暇が与えられていた。
この処置が功を奏し、Karamanは再び素晴らしいゴールを挙げている。トルコ代表ストライカーは、「ハーフポジションでボールを要求し、そこにLuka Krajncがパスを出してくれたので、良い形でターンすることができました。後は、相手ゴールに向かっただけです。私はなんとしてもまず1点を返したいと思っていました」と、ハーフウェーライン付近でボールを受け、相手のDF選手3人を突破して挙げたゴールについて語った。一部のフォルトゥナファンは、ブンデスリーガでの2018/19シーズンにKaramanが挙げたゴールを思い出したことだろう。当時のWerder Bremen戦では、約60mを独走しゴールも決めていた。
しかし彼は、すでに次節の試合を見据えており、来週末には彼のよく知るHannover 96との対戦が待ち受けている。Karamanは2014年から2018年までニーダーザクセン州にある同クラブでプレーしていた。Karamanは「Hannoverでは素晴らしい思い出があります。彼らは上位争いを繰り広げ、1部昇格を目指すチームです。そんな相手に我々は自分たちの力を発揮し、必ず勝ち点を獲得したいと思います」