若手選手が躍動
#F95FWKでの5つの要点をチェック
フォルトゥナは今シーズン初のホーム試合でWürzburger Kickersを相手に1-0で勝利を収めた。今季初となる勝ち点3点を獲得したUwe Rösler監督率いるチームは、フォルトゥナファンに次節の試合に向けポジティブな印象を与えたであろう。ここでは、#F95FWKでの注目点を以下に記載していく。
1.試合の支配率
Würzburg戦後、「我々は明確なボール保持率で試合をコントロールできました」と喜びを口にしたRösler監督の言葉通り、フォルトゥナは90分間の中で長時間に渡り試合を支配していた。更に、フォルトゥナのパス成功率は86%(Würzburg:67%)、球際での競り合いの勝率は53%となっている。
2.PK職人GK Kastenmeier
フォルトゥナのGK Florian Kastenmeierは後半ロスタイム、Robert HerrmannのPKを左ポストの外へと弾くスーパーセーブでPKを阻止し、アリーナに来場した7.500人のフォルトゥナファンは大歓声に沸かせた。KastenmeierがPK職人GKとしてのクオリティを証明したのは、これが初めてではない。23歳のGKは昨シーズンにも、Köln戦の重要な場面でMark UthのPKを阻止しただけでなく、Saarbrückenで行われたドイツ杯のPK戦では2本のPKをセーブしていた。Kastenmeierは試合後、「私はその時の直感で飛ぶ方向決めましたが、幸運にもキッカーがその方向にシュートを打ってくれました」と述べている。
3.Oforiが初先発
フォルトゥナの若きタレントであるKelvin Oforiが、Würzburg戦でトップチームの公式戦で初めて先発メンバーに名を連ねた。この19歳のガーナ人アタッカーについてRösler監督は、「彼はしっかりと役割を果たしましたが、まだまだ可能性を秘めた選手です。しかし、初先発でのパフォーマンスとしては非常に満足しています」と語っている。Oforiは攻撃面で幾度となく勇敢にドリブルで仕掛け、多くのチャンスを作り出していた。そして、後半60分にJean Zimmerと交代した際には、観客から盛大な拍手が送られた。
4.アペルカンプとSiebertのプロデビュー
Würzburgとのホーム試合は、フォルトゥナのアカデミーで成長を遂げたアペルカンプ真大とJamil Siebertがプロデビューを果たした事で、フォルトゥナのユースアカデミーセンター(NLZ)にとっても嬉しい一戦となった。アペルカンプは63分、Marcel Sobottkaに代わりセンターMFとして出場し、試合の流れを良い方向に変えた。後半ロスタイムには、Würzburgがパワープレーに出たため、身長が高くヘディングの強いSiebertと交代を余儀なくされたアペルカンプだが、Rösler監督は、「シンタには我々がなぜこの交代を選択したのかを説明しましたので、もちろん彼もこの交代の意図をわかっています」 と述べる通り、アペルカンプはプロデビューに喜びを見せ、「このアリーナでプロデビューができたこと、またホーム戦で勝利を挙げられたことを非常に嬉しく思います」とコメントしている。
5.観客の素晴らしいサポート
2月末以来、初めてフォルトゥナのホームゲームを再び観戦することができたこの試合は、Merkur Spiel-Arenaに来場した7,500人のファンにとっても特別な一戦となった。Rösler監督の率いるチームを最大限にサポートしたフォルトゥナファンは、試合終盤には再び緊張感のある展開となったものの、なんとか勝ち点3点を獲得することに成功した。フォルトゥナは、再びファンが戻ってきてくれたことに心から感謝している。