黒星スタートとなったフォルトゥナ
#HSVF95での5つの要点をチェック
開幕戦で敗北を喫すると、熱心に行ってきたプレシーズンが無駄だったかのような雰囲気が漂う。しかし、開幕戦こそ勝ち点を獲得できなかったものの、この準備期間が無駄ではないということは、ここまでリーグ開幕に向け徹底したプレシーズンの結果で証明してきている。だからこそ、重要なのは”継続”することだ。リーグ戦はまだ33試合残っている。ここでは、Hamburgでの2-1の敗戦から次に繋げられる要点を記載していく。
1.観客動員再開
金曜日の夜、観客を動員して開催されたVolksparkstadionでの一戦は、”Rothosen”ことHamburgのファンのみで、アウェーチームのファンは入場できなかったものの、ようやく観客の歓声と素晴らしいプレーへの拍手、そしてファンの応援歌がスタジアムに響き渡った。無観客で行われたIngolsatdtとの試合の後、この試合では1,000人のHSVファンがフォルトゥナ戦を観戦することができた。また、土曜日にフォルトゥナのホームで行われるWürzburger Kickers戦には、この10倍以上のフォルトゥナファンがアリーナに訪れることが許可されている。この件に関するの情報はこちらから。
2.精神的に苦しい時間帯での失点
多くの人は「失点を喫して良い時間帯などない」と答えるかもしれないが、フォルトゥナは金曜日の夜、最悪の時間帯に失点を喫したように感じた。0-0のままハーフタイムを迎えていたら、試合の結果はどうなっていただろうか。2失点目も、フォルトゥナが試合の流れを掴み始めていた矢先に喫した失点だった。
3.突破力不足
Rouwen Hennings擁するフォルトゥナは、Hamburger SVの堅いディフェンス陣を前にほとんどチャンスを作り出すことができなかった。Hamburgがこの試合で放ったシュートは全部で7本であるのに対し、フォルトゥナは全部で6本のシュートを放ったものの、そのほとんどは得点に繋がる可能性の低いシュートとなっていた。攻撃面において、フォルトゥナはまだまだ連携が足りていない。これを象徴しているのは、フォルトゥナで最も多くのシュートを放ったのが、左サイドバックのFlorian Hartherzであるということだろう(3本)。今後数週間では、改善されたオフェンス陣の躍動に期待したい。
4.Dansoがデビュー
FC Ingolstadtとのドイツ杯1回戦では負傷により欠場していた新加入Kevin Dansoが金曜日の夜にデビューを果たした。Hamburger SV戦後の土曜日に22歳の誕生日を迎えたセンターバックは、Andre Hoffmannとコンビを組み、健闘を見せた。Dansoは主に対人でそのポテンシャルの高さ示し、1対1の場面では3分の2の勝利しただけでなく、パス成功率では83回のパスの内73回を成功させていた。
5.次節のWürzburg戦に向けて
フォルトゥナは来週土曜日、今シーズン初となる勝ち点獲得を掛けた第2戦目に挑む。この一戦はフォルトゥナがホームで、同じく開幕戦でErzgebirge Aueに0-3で敗北を喫した昇格チーム、Würzburger Kickersを迎え撃つ。なお、キックオフは13:00となっている。