SCHANZでのビックチャンス
フォルトゥナは土曜日にFC Ingolstadtと対戦
7月末に行われたドイツ杯1回戦の抽選会で、フォルトゥナが最も難しい相手のひとつを引き当てたことは明確だろう。Uwe Kleinスポーツ役員が、「彼らは2部リーグに相当するチームだ」と述べているように、FC Ingolstadtは大きな希望と共に新シーズンを迎えようとしている。そんな相手に対し、Uwe Rösler監督率いるチームは土曜日の夜(18:30キックオフ)、今シーズン初となる公式戦に挑むこととなる。
監督&戦術
2019年4月から6月までIngolstadtの指揮官を務めていた47歳のTomas Oral監督が、再び2020年3月から同クラブの指揮官に就任している。彼が指揮を執った13試合で、”Schanzer”ことIngolstadtは3部リーグの4位に飛躍し、FC Bayern München IIが優勝したことにより(トップチームがブンデスリーガ1部に所属するため、サテライトチームは2部へ昇格不可)、2部との入れ替え戦への切符を手にしたものの、この入れ替え戦で1.FC Nürnbergに苦い敗戦を喫したIngolstadtは、新シーズンも3部リーグでの戦いを余儀なくされることとなった。しかし彼らは、スタジアムの愛称でもある”Schanz(要塞)”の言葉通り、昨シーズンの3部リーグで行われた38試合では40失点しか喫しておらず、守備の面ではリーグトップのスコアを記録していた。
チーム&移籍市場
Ingolstadtには元フォルトゥナの選手が2人所属しており、デュッセルドルフ出身のMarcel Gausとフォルトゥナを昇格に導いたヒーローMaximilian Beisterにとっては、土曜日の一戦が古巣対決となる。”Schanzer”ことIngolstadtは、昨シーズンに所属していた大部分の選手がチームに残ったため、メンバーに大きな入れ替わりはない。新加入としては、これまでにブンデスリーガで78試合に出場した経験を持つMarc Stenderaを獲得しており、この24歳のMFは2019/20シーズンにHannover 96で2部リーグ17試合に出場していた。また、Erzgebirge AueからGKのRobert Jendrusch、1.FC MagdeburgからRico Preißinger、そしてWolfsburg IIからはDominik Frankeを獲得している。