フォルトゥナがSPECIAL OLYMPICS NRWをサポート
伝統クラブが知的障害を持つサッカー選手たちをトレーニングに招待
フォルトゥナ・デュッセルドルフは今週火曜日、知的障害を持つサッカー選手たちをトレーニングに招待した。今回フォルトゥナは、知的障害を持つ子供や大人が、組織的なスポーツを継続的に行うことで自立や社会参加を目的としている、ノルドライン・ヴェストファーレン州のSpecial Olympicsをサポートすることとなった。
火曜日の12:00から13:30の間、デュッセルドルフ・アリーナに知的障害を持つ約20名のアスリートが集まった。選手たちはフォルトゥナのSinisa Nedeljkovic監督の指示の下、普段ならフォルトゥナのトップチームが練習を行う場所でトレーニングに励んだ。
3月以来、トーナメントに参加していない選手たちにとって、ブンデスリーガの雰囲気の中でトレーニングを行うことは、特別な経験となっただけでなく、再びレギュラー争いを繰り広げるためにも大きな刺激となったことだろう。
しかし、知的障害を持つ選手たちは、アリーナスポーツパークの練習場を全く知らなかったわけではない。彼らは、ノルドライン・ヴェストファーレン州のSpecial Olympicsが主催するフォルトゥナカップに何度も出場している。しかし、今年はコロナパンデミックにより中止となったため、その代わりとしてSpecial Olympicsとフォルトゥナが、ソーシャルディスタンスと衛生面に関する規則を遵守した上で、この練習会を選手たちに提供した。
Special Olympicsは、知的障害を持つ人たちをスポーツ活動やスポーツイベントに参加させたいというEunice Kennedy-Shriver氏の考えから、1968年にアメリカで設立された。現在では、174カ国以上で500万人以上のアスリートがこの組織に参加しており、知的障害者や重複障害者のためにIOCが公式に認めた世界最大のスポーツ組織となっている。