【U23】「大変なシーズンになる」

レギオナルリーガ・ウェスト開幕を目前にしたU23チームNICO MICHATY監督がインタビューに登場

昨シーズン、新型コロナウイルスによってシーズンが打ち切りとなったことで、今季はリーグに参加するチーム数が全21チームとなり、少なくとも5チームが降格することとなるレギオナルリーガ・ウェストの2020/21シーズンは、U23チームにとって大きな挑戦となるだろう。そんな中、今週土曜日にアウェーにて昇格チームSV Straelenとのシーズン開幕戦を目前にするNico Mithaty監督がインタビューに応じ、今シーズンの展望を語っている。

ミチャティ監督、シーズン開幕まで残り数日となりましたが、今の気持ちを聞かせてください。

「非常に嬉しいです。3月8日以来、我々は公式戦がありませんでしたし、この半年間は本当に長く感じました。異例となる状況下で、長期に渡る準備期間となりました」

 

長期に渡る準備期間をどのように活用しましたか？

「コロナ危機が始まって最初の数ヶ月は、チーム全体練習は全くできませんでしたが、ここ最近の数週間ではしっかりと良い準備をしてきました。また、昨シーズンは降格チームがなかったので、今季は短縮された期間の中で40試合を行うという、大変なシーズンが我々を待ち受けています。それにより多くのイングリッシュウィークが予定されています。その中で、選手たちに大きな怪我もなく、このプレシーズンを乗り越えられたことを嬉しく思いますし、これにより良い状態で厳しいシーズンに挑戦できます」

 

「我々は新型コロナウイルスに関して可能な限り責任を持って対応します」

 

新型コロナウイルスがレギオナルリーガ・ウェストの試合運営に与える影響は何ですか？

「それを正確に断言できる人はいません。しかし、Rot-Weiß Oberhausenのチーム内で新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたため、同チームの第1節はすでに中止となっています。我々は新型コロナウイルスに関して可能な限り責任を持って対応していますし、もちろんすべてがうまくいくことを願っています」

 

シーズン開幕戦はアウェーにてStraelenと対戦し、ホーム初戦の相手はVfB Hombergとなりますが、このシーズン序盤の試合プログラムをどう評価していますか？

「SV Straelenは、昨年のオーバーリーガで大きな差をつけて優勝し、昇格を果たした非常に強いチームです。彼らは、プレシーズンのテストマッチでも全ての試合に勝利しており、最近ではオランダ1部リーグのVenloにも勝利しています。そのため、確実に自信を持って試合に挑んでくるでしょう。それでも我々はStraelenから勝ち点を獲得したいと考えています。また、VfB Hombergとは今年の2月末にホームで対戦しましたが、彼らは今シーズンに向け、約10人の新加入選手を獲得しただけでなく、新監督も就任していますので、未知数なチームです」

 

全体的にレギオナルリーガ・ウェストの中での優勝候補はどのチームだと思いますか？

「Rot-Weiss Essenは間違いなく優勝候補の1つだと思います。彼らはすでに昨年、素晴らしい選手が所属していたのに加え、新シーズンに向けて更に補強しているので、間違いなく上位でプレーするでしょう。また、Borussia Dortmund IIも今季は大きな目標を掲げているので、私は彼らがEssenの次ぐ優勝候補だと見ています。それに加え、Rot-Weiß Oberhausen、Fortuna Köln、Preußen Münsterも上位争いを繰り広げると思います」

 

「我々はより高い課題を設定し、選手たちをさらに発展・育成していきたいと考えています」

 

今シーズンの目標は？

「U23チームでは珍しくないことですが、我々は今夏もまた大きな選手の入れ替えがありました。その中で、多数の若い選手が昇格してきています。我々は可能な限り、プロ選手同様により高い課題を設定できるよう、そして選手たちをさらに発展・育成していきたいと考えています。チームとしての目標は、リーグ残留であることは明確です。今シーズンは少なくとも5チームが降格となるので、決して簡単なミッションではありません」

 

何人かの選手がトップチームで夏のプレシーズンやトレーニングキャンプに帯同していますよね。これによりミチャティ監督はトレーニングを計画するのに困難を強いられていますか？それともプロを経験させてもらっている選手たちへの喜びを感じていますか？

「両方の思いがありますが、もちろん喜びの方が大きいです。我々セカンドチームは、選手を育成してプロの世界への背中を押すことが仕事ですからね。昨シーズン、レギオナルリーガで好パフォーマンスを見せ、現在はトップチームのメンバーとして活躍しているアペルカンプ真大が模範的な例です」

 

最後に、ベテラン選手に関しての質問です。ボランチのOliver Finkは、どのようにU23チームで盟主としての新しい役割を担っていますか？

「彼は本当に傑出しています！オリーは素晴らしい人格者ですし、彼が我々のチームにいてくれることを非常に嬉しく思います。若い選手たちは、彼の経験やふるまい、また彼のプレーや人間性から非常に多くのことを学ぶことができます。そして、彼は今でも素晴らしいサッカー選手です」