1-0!フォルトゥナがBOCHUMに勝利
Jakub Piotrowskiがこの日唯一の得点をマーク
フォルトゥナがプレシーズンでの練習試合2戦目にも勝利を収めた。今シーズン、ブンデスリーガ2部でも対戦するVfL Bochumをホームのアリーナに迎えた一戦は、1-0でUwe Rösler監督率いるフォルトゥナに軍配が上がった。
Dansoがデビュー
フォルトゥナは伝統的な4-4-2のフォーメンションでBochum戦に挑むことに。GK Raphael Wolfの前に、フォルトゥナでのデビュー戦となったオーストリア代表Kevin Dansoが名を連ね、その横にはMatthias Zimmermann、Andre Hoffmann、Florian Hartherzの4バックが並んだ。そして、中央MFにはAlfredo MoralesとJakub Piotrowski、サイドハーフにはJean ZimmerとThomas Pledlが配置され、最前線にはKenan KaramanとRouwen Henningsが並ぶ形でキックオフを迎えた。
ファーストシュートはフォルトゥナ
中央から右サイドに流れたボールに反応したZimmerがこの試合最初のシュートを放つも、このシュートは相手GK Manuel Riemannが守るBochumゴールの上を越えていく(13分)。また、アリーナで初のお披露目となったアウェーユニフォームを除いては、このシュートが前半15分間で唯一のハイライトとなった。
VfL Bochumの猛攻
試合序盤を過ぎると、Bochumが試合の主導権を握り始め、何度かフォルトゥナゴールに襲いかかるものの、ゴールネットを揺らすまでには至らない。一方、フォルトゥナも同様にHartherzのフリーキックをHoffmannがヘディングで狙うも、ゴールを捉えられない(23分)。すると、Bochumにこの日最初のビックチャンスが訪れる。元フォルトゥナの選手であるRobert Tescheからゴール前でボールを受けたSimon Zollerがシュートを放つも、最後のところでZimmermannが体を張ってブロックし、コーナーへ逃れる(26分)。その1分後、またしてもZollerにチャンスが訪れる。今度は相手のアタッカーTarsis Bongaにフォルトゥナの左サイドを突破され、そこからゴール前で待つZollerに繋がれるも、ここはDansoがしっかりと対応して難を逃れる(27分)。
Piotrowskiによる前半終了間際の先制点
その後は両チームともに、自身のボールポゼッションからチャンスを作り出すことができない時間帯が続くも、前半終了間際の5分間で試合が動く。まずは、BochumのコーナーキックからAnthony Losillaにフリーでヘディングシュートを放たれるも失点には至らない(41分)。するとその直後、Karamanにビッグチャンスが訪れる。しかし、トルコ代表ストライカーが放ったシュートは相手GK Riemannに阻まれてしまう(42分)。それでも、このチャンスで得たコーナーキックから、フォルトゥナに先制点を獲得することに。左からのコーナーキックに合わせたMoralesがヘディングシュートはクロスバーに阻まれるも、そのリバウンドに反応したPiotrowskiが頭で押し込んでフォルトゥナに先制点をもたらした(43分)。
立て続けに2度のチャンス
Bochumはハーフタイムに数人の選手交代を行った一方で、フォルトゥナのUwe Rösler監督は1人のみの交代を行い、Piotrowskiに代え、中央MFのポジションにMarcel Sobottkaを投入。するとフォルトゥナは後半、良い立ち上がりを見せる。47分、Moralesがゴールまで10mの距離でフリーとなったZimmerへラストパスを送るも、ここは上手くシュートに持ち込めない。その1分後、今度はZimmerが左足でHenningsへラストパスを送るが、Henningsの放ったシュートには後半から出場した相手GK Paul Graveが立ちはだかる。そのこぼれ球に反応した右サイドバックZimmermannがネットを揺らすも、オフサイドの判定でノーゴールの判定となってしまう(48分)。
フォルトゥナが先制点を守り切る
引き続きフォルトゥナはBochumゴールへ襲いかかる。Karamanがドリブルで仕掛けて左サイドを駆け上がったHartherzへパスを送り、Hartherzがグラウンダーのクロスを上げるもゴール前で合わせられずGraveにキャッチされてしまう(52分)。すると再びBochumがチャンスを迎える。ロングボールに抜け出したBaris Ekincierがゴールを狙うも、ここは外側のサイドネットへ(63分)。その約5分後には、Henningsと途中交代で投入されたアペルカンプ真大がゴールに迫るも、ここはシュートまで持ち込むことができない(69分)。またフォルトゥナは後半、守備の面においてはほとんど危険なシーンを作らせなかった。
練習試合2戦2勝
試合終了10分前、フォルトゥナは再び相手のペナルティーエリアに進入する。フリーキックのこぼれ球に反応したSobottkaが左足でシュートを放つも、このシュートは相手GK Graveに難なくキャッチされてしまう(80分)。一方、Bochumもフォルトゥナの左サイドからのクロスボールをあげると、ゴール前に走り込んだEkincierにボールが渡る。しかし、このシュートは大きくゴール上を越えていく(85分)。こうして、全体的に均衡した一戦は、セットプレーから唯一の得点を挙げたフォルトゥナがホームで1-0の勝利を収めた。
なお、フォルトゥナは月曜日からオランダでのトレーニングキャンプをスタートさせる。またRösler監督率いるチームは、8月28日(金)にVitesse Arnheimと次の練習試合を控えているが、この一戦も無観客開催が決定しているため、フォルトゥナTVでライブ配信されることとなる。フォルトゥナファンは、フォルトゥナのFacebook、Twitter、Instagram、YouTube、Snapchatなどのソーシャルメディアアカウントから、夏のトレーニングキャンプの重要なすべての情報を確認することが可能となっている。