5-0! フォルトゥナがMEERBUSCHに勝利

フォルトゥナがプレシーズン初の練習試合で初勝利

フォルトゥナは、夏のプレシーズン初となる練習試合に5-0で勝利を挙げた。なお、オーバーリーガに所属するTSV Meerbuschに対し、Adam Bodzek、Dawid Kownacki、Emmanuel Iyoha、Kenan Karamanが得点をマークし、残りの1点はMeerbuchの選手によるオウンゴールとなっている。

Raphael Wolfの復帰

フォルトゥナのスターティングメンバーを見ていくと、いくつかの名前が目に留まった。GKのRafael Wolfは怪我による長期離脱を経て大望のカムバックを果たし、新加入のJakub Piotrowskiはフォルトゥナでのデビューとなった。また、ユースアカデミーセンターからもEnrique Lofolomo(U23)とJamil Siebert(U19)の2人が先発メンバーに名を連ねている。

 

試合開始からの躍動的な15分間

試合開始2分、最初のチャンスはMeerbuschに。中盤でボールを奪われたフォルトゥナは左サイドを突破され、最後はEmre Geneliにシュートを放たれるも、ここはゴール右に逸れていく。しかし、その2分後にはフォルトゥナが先制点を挙げる。ペナルティーアークの辺りからRouwen Hennningsが落したボールに、ベテランボランチのAdam Bodzekが狙いすましたグラウンダーシュートで先制点を獲得する(4分)。するとその数分後、Lofolomoが相手陣地でボールを奪うと、すぐにNana Ampomahへとボールを送る。そこから左サイドを突破したAmpomahのセンタリングに、ゴール前に走り込んだDawid Kownackiが合わせて追加点とし、開始8分で2点をリードする展開となった。

その後もAmpomahが相手ゴールに襲いかかる。またもや左サイドを突破したガーナ人のサイドアタッカーは、鋭いクロスボールで相手選手のオウンゴールを誘い3-0とする(14分)。さらにその数分後に再び抜け出したAmpomahは、昨シーズンのフォルトゥナの得点王Henningsへラストパスを送る。しかし、少しマイナス気味にずれたボールを上手くコントロールできず、追加点には至らない(21分)。

 

Langhoffが給水タイム前に見せた存在感

試合開始から22分、MeerbuschのGK Franz Langhoffが存在感を見せる。まずはKownackiの強烈なシュートをゴール上に弾いて難を逃れると、続くコーナーキックに合わせたAndre Hoffmannのヘディングシュートに好セーブを見せ、フォルトゥナに追加点を許さない(23分)。その直後、主審を努めたKevin Domnick氏は猛暑下での試合を考慮し、給水タイムを設けた。

 

3点リードで給水タイムへ

この給水タイムの後、Thomas Pledlが一瞬の隙を突いたプレーを見せる。Meerbuschの陣地で相手の横パスをインターセプトしたフォルトゥナのサイドアタッカーは、そのまま相手ゴールへ独走。しかし、Pledlのシュートは左ポストに直撃し、追加点には至らない(30分)。前半はこれが両チームにとって最後のチャンスとなった。

 

Florian Hartherzがフォルトゥナでデビュー

Uwe Rösler監督はハーフタイムに11人全員を入れ替えることに。その中でも、左サイドバックのポジションで出場したFlorian Hartherzにとっては、フォルトゥナでのデビューとなった。また、Hartherzの前にはU23チームからTim Kötherが出場したのに加え、ここ最近はレンタル移籍となっていたEmmanuel IyohaとGökhan Gülが、長い期間を経て再びフォルトゥナのロゴを胸にピッチに立った。

 

得点を試みるホームチーム

後半最初のチャンスはKenan Karamannに訪れた。しかし、ペナルティーエリアの外から左足で放ったトルコ代表ストライカーのシュートはゴール右へ逸れていく(48分)。ただ後半最初の数分間、このチャンスを除いてはMeerbuschのゴールを脅かすまでに至らない。

一方、黄色のユニフォームのMeerbuschにもチャンスが訪れるが、Arton Tolajがペナルティーエリア内から放ったシュートは、Florian Kastenmeierが立ちはだかるフォルトゥナゴールの上を越えていく(58分)。さらにその数分後には、Meerbuschにこの試合最大のチャンスが訪れる。フォルトゥナの左サイドからGeneliにセンタリングを上げられると、ゴール前に走り込んだTim Nehrbauerにダイレクトで合わせられるも、ここは上手くミートせずゴール右へ逸れていった(65分)。

 

Emma、おかえり！

それでも再びフォルトゥナが猛攻を仕掛ける。Jean ZimmerからのコーナーキックにKaramanが頭で合わせるも、ここはゴールを捉えられない(69分)。またGülからのラストパスを受けたIyohaのシュートもゴール上を越えていく(71分)。しかしその数分後、相手ペナルティーエリア内に進入したデュッセルドルフ出身のIyohaは、鋭い切り返しで2人を翻弄すると、左足を振り抜き4-0となる追加点を挙げて見せる(76分)。それでも攻撃の手を緩めないフォルトゥナは、左サイドを駆け上がったHartherzからの完璧なセンタリングに、Karamanがヘディングで合わせて5点目を挙げた(79分)。

 

初の練習試合で初勝利

試合終盤にはKaraman(86分)とAlfredo Morales(88分)にヘディングでのチャンスがあったものの、その他には特に大きな動きは見られず、フォルトゥナはTSV Meerbuschに5-0と、夏のプレシーズン初の練習試合で初勝利を挙げることとなった。なお、Uwe Rösler監督率いるチームは、来週火曜日にSV Wehen Wiesbadenとの練習試合を控えているが、昨シーズン3部へ降格したWiesbadenとの一戦も同様に非公開で行われるため、再びフォルトゥナTVにて生配信されることとなる。