「新シーズンに向けて闘志を燃やしている」
UWE RÖSLER監督がプレシーズンのスタートについて語っこととは
トップチームが始動!水曜日の午後(16:00頃、フォルトゥナTVがYouTubeでライブ配信)のチーム全体練習を前にUwe Rösler監督は、デュッセルドルフのメディア関係者とプレシーズンのスタートについて話し合う時間を設けた。フォルトゥナの指揮官はその中でも、夏の移籍市場では初の新加入選手となったJakub Piotrowski、今夏に16人の選手と契約が満了となったこと、そしてブンデスリーガ2部での戦い方について語っている。
休暇中の心境について:
「降格を受け入れるのに10日間は掛かりました。そして私の休暇は、新シーズンに向けてのチーム構成に時間を費やすこととなりましが、その中で新シーズンへの期待と選手やコーチングスタッフとの再会への喜びも膨らみました。また、休暇中に多くの選手とも電話で話しましたが、その会話の中からは、皆が新シーズンに向けて闘志を燃やしていることが感じ取れました」
新加入選手Jakub Piotrowskiについて:
「Jakubは中盤の年齢構成を考えれば、非常に重要な選手です。彼は大柄で身体能力も高く、技術的にも優れており、ポーランドでの地位を確立した選手ですので、我々にとってプラスになることは間違いありません。彼はその大きなエネルギーと運動量でクラブに貢献してくれることでしょう」
続くメンバーの補強について:
「中盤にJakubを獲得できたことで、現在は左サイドバックとセンターバックのポジションを最優先に考えており、我々は引き続き新シーズンに向けた選手獲得に全力を尽くしています。しかし、移籍市場が閑散としている今、まだ獲得には至っていません。またコロナ危機により、クラブは選手を少しでも低い値段で獲得しようとしているため、選手や代理人はまだ様子を伺っているという状況であり、誰も最初の一歩を踏み出そうとしません。ただ明確なのは、いくつかのポジションだけを補強しなければならない他のクラブに比べ、我々は非常に多くの選手が契約満了となったことで、多くの新しい選手を獲得しなければならないということです。クラブの予算内で考えなければならない中で、我々はこの問題を解決するために尽力しています」
今夏に16人の選手との契約が満了となったことについて:
「私のキャリアの中で、16人の選手との契約が満了となるクラブは他に経験したことがありませんでした。しかし、このことに関して誰かを批判することはしたくありません。なので私は現在、他のチーム編成の責任者と共に、新しいチームの構成という大きな課題に取り組んでいます。原則的には、全ての移籍市場に目を向けてメンバーの補強を行う必要があります」
2部リーグ降格後のクラブからの支持について:
「私はフォルトゥナがリーグ最下位だった時に、このクラブの監督として就任しましたので、降格の可能性が常にあったのは事実ですが、実際に降格となれば批判や疑問は必然的に出てきます。だからこそ、監督としての任務を通してクラブ関係者を納得させなければならないということは、就任初日から認知していました。そして、ここ数ヶ月でチームを改善できたことは証明できたと思いますが、それでもブンデスリーガ1部残留に至らなかったことが非常に残念でなりません。しかし、2部降格後もクラブが私を来シーズンの監督として引き留めてくれたことは、日々努力してきた結果です」
メンバー構成の規模について:
「昨シーズン、トップチームには28人のフィールド選手が所属していました。また、ここ最近の数ヶ月では怪我人も少なかったということもありますが、これだけメンバーの数が大きくなってしまうと、多くの選手が出場機会を得られないため、必ず不満を持つ選手が出てきますし、私もこの不満を持つ選手たちの気持ちを十分に理解できます。ですので、私の理想としては22人ほどのメンバー構成を行うことです。そうすることで、U23チームから選手を引き上げることも可能になります。もしレギオナルリーガでコンスタントなパフォーマンスを発揮し、プロへ推薦できる選手がいれば、トップチームへ召集したいと考えています。これは、メンバーの数が多すぎた昨シーズンには不可能でした。そんな中、アペルカンプ真大はこの道を歩み初めており、非常に良いスタートを切っています。彼はここ半年間で大きな成長を遂げ、トップチームの選手として構想に入っています」
ブンデスリーガ2部での戦い方について:
「昨シーズンと同じようなサッカーをしたいと考えています。特にペナルティーエリア間での我々のプレースタイルは、多くの方々からの評価を得ました。だからこそ、新体制になっても戦い方に大きな変化を加えることは考えていません。しかし、どのような選手が来るかによって、我々のシステムを適応させる可能性はあります」
Emmanuel IyohaとGökhan Gülが戻ってきたことについて:
「両選手の試合はすでに何度か見ました。”Emma”はHolstein Kielで、サイドアタッカーとセンターフォワードでプレーしていました。彼は非常に興味深い選手ですし、好印象を持っていますので、今後数週間のトレーニングで彼のプレーを集中的に見れるのが楽しみです。プレシーズン初めは、まだチーム構成がまとまっていないため、個々の選手を集中して見れる時間が増えるというメリットがあります。また、Gökhanも間違いなくチャンスを得ることとなります。現在、我々にはセンターバックが不足しているので、おそらく彼はそのポジションで練習試合に出場することとなるでしょう」
ゴールキーパーについて:
「我々はFlorian Kastenmeier、Raphael Wolf、Dennis Gorkaと共にプレシーズンをスタートします。プロの世界で地位を確立したゴールキーパーであるKastenmeierとWolfの2人は、練習試合でも平等の出場時間を得ることとなります。2人ともコンディションは良いですし、私はこの両選手をトレーニングや練習試合で見れることを楽しみにしています」
ドイツ杯1回戦の抽選結果について:
「FC Ingolstadtと対戦すれば、我々がどのレベルにいるかを確認することができます。このクラブは2部リーグ相当の実力を持っています。だからこそ我々は、自分たちのプレースタイルがこの相手に通用するということを示さなければなりません。これは1週間後のリーグ戦開幕に向けた、素晴らしいテストにもなります。しかし、公式戦にはもちろん結果が問われます。ドイツ杯の第1回戦ということを考えると、かなりレベルの高い対戦相手であるということは間違いありません」