対戦相手の5つのデータ
ドイツ杯一回戦の相手FC INGOLSTADTをチェック
前回のドイツ杯にて準々決勝で敗退してから145日が経過した日曜日の夜、2020/21シーズンのドイツ杯1回戦の抽選会が行われ、フォルトゥナは3部リーグ所属のFC Ingolstadtと対戦することが決定した。 なお、9月11日(金)から14日(月)までの間に行われるこの一戦にUwe Rösler監督率いるチームは、アウェーのAudi-Sportparkまで554kmの長距離移動を強いられることとなる。
1回戦敗退
FC Ingolstadtは2004年にクラブが創立されて以降、ドイツ杯に13度の出場を果たしている。しかしIngolstadtは、その内8大会で1回戦敗退となっており、2回戦に進出したのは3度、そして残りの2大会ではベスト16敗退となっている。ちなみに、フォルトゥナがドイツ杯でIngolstadtと対戦するのは初めてとなる。
急成長を遂げたクラブ
2004年2月5日、MTV IngolstadtとESV Ingolstadt-Ringseeの合併により設立されたFC Ingolstadtは、2004/05シーズンにバイエルンリーガ(5部)に参戦。そのわずか4年後には、ブンデスリーガ2部に昇格し、更に2014/15シーズンにはブンデスリーガ1部昇格まで果たしていた。約2週間前、1.FC Nürnbergとの入れ替え戦で劇的な敗北を喫したIngolstadtは、来シーズンも3部リーグで戦うことになっている。
守備の要塞
”Schanzer”という愛称は、1537年にインゴルシュタットがバイエルン州の要塞に改装されたことに由来している。また、再建工事によって更に敵軍が進入しにくい街を確保したことで、街の住民は現在も”Schanzer”と呼ばれている。そしてこの表現は、同時にFC Ingolstadtの守備陣にも適しており、Tomas Oral監督率いるチームは昨シーズンの38試合で僅か40失点しか喫しておらず、守備の面ではリーグ最高の成績を残している。
ホームよりアウェーで強いクラブ
2019/20シーズン、3部リーグにおけるアウェイ戦のみの順位表では、Ingolstadtがリーグ1位となっている。アウェー戦では僅か4敗に留まり、勝ち点35点ポイントを獲得していた。一方、ホーム戦の結果は平均的なものとなり、全19試合で7勝5敗7引き分けと、ホーム戦のみの順位表ではリーグ10位となっていた。ちなみに、Audi-Sportparkで行われたIngolstadtとの対戦で、フォルトゥナは1度しか勝利を挙げられていない。
フォルトゥナでの過去を持つ選手とトップトリオ
Ingolstadtが2019/20シーズンにマークした61得点の内34得点は、新シーズンも同クラブでプレーすることが決定しているStefan Kutschke(13得点)、Dennis Eckert Ayensa(14得点)、Maximilian Beister(7得点)の3人のストライカーによるものだ。また、Ingolstadtにはフォルトゥナを昇格に導いた立役者であるBeisterとともに、デュッセルドルフ出身でフォルトゥナでプレーした過去を持つMarcel Gaus(5得点3アシスト)も所属している。