夏のプレシーズンは特別な条件の下で行われることに

練習開始とトレーニングキャンプの日程が決定

この夏のプレシーズンは、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、チームやファンにとってこれまでと同様の形では実施できないこととなる。ブンデスリーガの全クラブにDFL(ドイツプロサッカーリーグ機構)が作成した衛生管理に関するコンセプトが適応され、PCRテストが定期的に行われるだけでなく、ファンとの接触が極端に制限されることとなる。これに関してクラブは、ファンが少なくともデジタルにてチームのプレシーズンを拝見できるようにするために、代替となる方法を徹底的に検討している。なお、7月29日には非公開でのチーム全体練習がスタートし、8月24日から28日まではオランダでのトレーニングキャンプが予定されている。

夏の休暇開けとなる7月27日(月)、選手たちへのPCRテストと個別のパフォーマンステストが実施されるだけでなく、最初の数日間は徹底的なフィジカルトレーニングが予定されている。そして、7月29日(月)には非公開でチーム全体練習がスタートする。また、クラブ及びトップチームは、ここ数年間で恒例となっているMaria Alm am Hochkönigでのトレーニングキャンプや、デュッセルドルフ近郊での練習試合を通して、積極的にファンとの密接な関係を築いてきた。しかし今夏は全て非公開での実施となるため、ファンを動員しての公開練習やMaria Almでのキャンプは開催できないこととなる。またUwe Rösler監督率いるチームは練習試合を開催する場合にも、定期的にPCRテストを受けているチームとのみ対戦することが可能となるほか、全て無観客で行われることが決定している。これらのルールは、8月末に予定されているオランダでのトレーニングキャンプでも同様に適用されることとなっている。

 

それでもフォルトゥナは、ファンがトップチームのプレシーズン中に行われる、練習試合や厳選されたトレーニングなどを随時視聴できるよう、フォルトゥナのチャンネルでの生中継を計画している。またその日程に関しては、事前に発表されることとなる。そしてクラブはファンの皆様に、全てが特別な条件に基づいて開催されることになるこの困難な状況への理解を求めている。

 

Uwe Kleinスポーツ役員：

「我々はここ数年、夏のプレシーズンの一環として、ファンの方々との密接な関係を築いてきました。そこでは、プロフェッショナルなトレーニングとファンの方々とのリラックスした雰囲気が混合した空間を提供できていましたが、今年は残念ながらそれが実施できないこととなりました。これに関しては、ファンの皆様にご理解いただければ幸いです。この状況が改善されれば、フォルトゥナはまたこれまで同様に身近なものになります」