Bericht

2020/07/22 | ニュース

大望を抱くトップグループ

2020/21シーズン:ブンデスリーガ2部での対戦相手をチェック

新シーズンを迎える前に、フォルトゥナHPの編集部はブンデスリーガ2部の全17試合の対戦相手をクローズアップしていく。ここでは、過去にブンデスリーガでも対戦している3クラブと、昨シーズンのブンデスリーガ2部にて3位から6位でシーズンを終えたクラブをチェックしていく。

SC Paderborn

昨シーズンの順位:18位(ブンデスリーガ1部) / 監督:Steffen Baumgart / スタジアム:Benteler-Arena

ブンデスリーガ1部での1シーズンを終えたはSC Paderbornは、ブンデスリーガ2部へ降格することとなった。しかし、全34試合で勝ち点20ポイントという結果は、Paderbornのクオリティに相当するものではない。Steffen Baumgart監督率いるチームは昨シーズン、Borussia Dortmund戦で3-3の引き分けや、FC Bayern München戦(2-3)でも敗北こそ喫したものの接戦を繰り広げるなど、実力があることを見せつけていた。昨シーズンにブンデスリーガ1部でプレーした選手の大部分は、新シーズンも契約が有効となっているが、一方で守備の要であるKlaus GjasulaはリーグのライバルとなるHamburgへ移籍することになっている。なお、SCパーダーボルンとの一戦は、フォルトゥナにとってVfL Bochumに次ぐ、今シーズン唯一のNRW(ノルドライン・ヴェストファーレン)での対決となっており、フォルトゥナのMerkur Spiel-ArenaからPaderbornのBenteler-Arenaまでの距離は167kmとなっている。

 

1.FC Heidenheim

昨シーズンの順位:3位 / 監督:Frank Schmidt / スタジアム:Voith-Arena

昨シーズンのブンデスリーガ2部で3位となった1.FC Heidenheimは、Werder Bremenとの入れ替え戦の末、惜しくもブンデスリーガ1部昇格を逃した。これによりHeidenheimは来シーズン、2部リーグにて連続7年目となるシーズンへ臨むこととなる。2014年に3部リーグから初めての昇格を果たして以来、ハイデンハイムを本拠地とするクラブは、過去4年間で3度に渡りトップ6入りするなど、ブンデスリーガ2部での地位を確立してきた。そして、この成功の道を切り開いたのは間違いなくFrank Schmidt監督であり、2007年から1.FC Heidenheimを率いるハイデンハイム出身の指揮官は、クラブの顔となっている。

 

Hamburger SV

昨シーズンの順位:4位 / 監督:Daniel Thioune / スタジアム:Volksparkstadion

元ブンデスリーガの強豪は、昨年の2部リーグでのシーズンでも1部リーグ復帰を果たすことができなかった。Fürth戦、Stuttgart戦、Holstein Kiel戦で痛恨のラストミニッツゴールを奪われてしまったHamburger SVは、第33節の時点で昇格争いを繰り広げていたHeidenheimに追い抜かれてしまい、Werder Bremenとの入れ替え戦への切符を逃していた。しかし、新シーズンに向け大望を抱くHamburger SVはチームの再構築を考えており、VfL OsnabrückからDaniel Thioune新監督を迎える。また、Hamburger SVは来シーズンに向けてすでに7人の新加入選手との契約を結んでいる。一方で、昨シーズンにはクラブ2位となる9得点をマークしていた、元フォルトゥナの選手であるJoel PohjanpaloがBayer Leverkusenへ復帰することとなるため、この部分を補う必要がある。来シーズンには、2009年のドイツ杯1回戦でフォルトゥナがPK戦で僅差で敗れたような、Hamburger SVとのエキサイティングな対戦を楽しみにしている。

 

SV Darmstadt 98

昨シーズンの順位:5位 / 監督:Markus Anfang / スタジアム:Merck-Stadion am Böllenfalltor

SV Darmstadt 98は、2019/20シーズンの開幕を違う形で想像していたかもしれない。過去2年間で2度に渡り堅実な10位でシーズンを終えていたDarmstadtだが、昨シーズンでは第9節を終えた時点で17位に留まっていた。それでも後半戦に驚異的な追い上げを見せたは”Lilien”ことDarmstadtは、シーズン終盤で5位にまで浮上していた。また、昨シーズンに16得点をマークしており、チームの重要な柱であるエースストライカーのSerdar Dursunが、クラブに残ることが決定しているのに加え、ブンデスリーガの経験を持つ、元1.FC Kölnの監督であるMarkus Anfang監督が新シーズンの指揮官として就任することになっている。また、来年にクラブ創立100周年を迎えるBöllenfalltorスタジアムは、ブンデスリーガ2部の中でも最も歴史あるスタジアムの1つとなる。

 

Hannover 96

昨シーズンの順位:6位 / 監督:Kenan Kocak / スタジアム:HDI Arena

ブンデスリーガ2部への降格後、Hannover 96の2部リーグスタートは意外にも不調だった。第20節を終えた時点で14位に留まっていた。残り11節で勝ち点22ポイントを獲得していたHannoverは、最終的に6位でリーグを終えることとなった。同クラブの大半の選手は、来季も有効となる契約を結んでおり、退団する選手は4人のみとなる。ちなみに、これまでフォルトゥナとHannover 96との25回に渡る対戦では、フォルトゥナが12勝8敗5引き分けとなっている。新シーズンに再び激突する両クラブの対戦は、エキサイティングな試合になることは間違いないだろう。なお、Hannover 96には現在、昨シーズンに2部リーグで15得点をマークしたMarvin Duckschを始め、GKのMichael Ratajczak、アタッカーのMick Gudra、また日本代表の原口元気など、元フォルトゥナの選手が多く所属している。

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