「共通意識を持ったチーム作りを行う」
Uwe Kleinスポーツ役員がF95TVのインタビューに登場
波乱に満ちたシーズンを終えたばかりのフォルトゥナだが、すでに来シーズンに目を向けている。Uwe Kleinスポーツ役員はF95TVでのインタビューで、就任してからこれまでの数週間やチーム状況、そしてこれからのチーム構成と移籍市場について語った。ここでは、その中の重要な発言を以下に掲載する。
フォルトゥナでのキャリアについて:
「私ここでコーチとして就任した当時、フォルトゥナはオーバーリーガ(当時4部リーグ相当)に所属していました。その時はまだ若く、意欲のある指導者でした。そんな自分が、18年後にスポーツ役員として就任するとは思ってもいませんでした」
彼にとってフォルトゥナとは:
「私は12年間に渡りコーチとして従事してきましたが、一度クラブを離れました。そして、再びフォルトゥナから話を頂いた時には、一瞬の迷いもなくフォルトゥナに戻ることを決断しました。それは、フォルトゥナ・デュッセルドルフが私にとって最愛のクラブであることを示しています」
スポーツ役員就任後の数日間について:
「特にメディア関係や事務において、数多くの予定がありました。それまでは、選手のスカウティングや代理人との話し合いなどをメインとして行なっていましたが、新しい役職に就任してからは、その他にもたくさんの役割が求められます。だからこそ私は、Goran VucicやChristian Weberという素晴らしい人材が積極的にサポートしてくれることを、非常に嬉しく思います」
2部降格について:
「残留を間近にしていたからこそ、降格となってしまったことは非常に残念です。数多くの試合で勝ちきれず、勝ち点を取りこぼしてしまいました。一方で、我々はこの事実を受け入れ、ブンデスリーガ2部での戦いに向けた準備を行う必要があります。我々は近年、クラブとして財政的にも健全な経営を行なってきたので、フォルトゥナが借金を抱える心配などはありません」
メンバー構成について:
「現段階での選手獲得はリスクを伴うので、今は我慢が必要となります。そして、我々にとって重要なのは、チームにしっかりとした構成を作り上げることです。なので我々は、監督やコーチングスタッフと共に、賢明かつ合理的な判断を行い、フォルトゥナ・デュッセルドルフに合った選手を獲得したいと考えています」
ブンデスリーガ2部について:
「2部リーグでは、特にメンタル面の強さが問われます。伝統のあるクラブが数多く所属していますので、厳しくも興味深いリーグになることは間違いありません。また、再び観客が動員が可能となった際、Hamburger SV、Hannover 96、VfL Bochum、FC St. Pauli.などの名門クラブの試合では、スタジアムが満員となることでしょう」
移籍市場について:
「先程も述べましたが、我々には我慢が必要です。Rouwen HenningsやKaan Ayhan、Benito Ramanなどの獲得を思い返すと、ここ最近の数年間で我々は、移籍市場の締め切り直前で賢明な判断を下してきました。この選手たちは、移籍市場の最終日にフォルトゥナへの移籍が決まった選手たちです。もちろん、これが私の狙いではありませんが、辛抱強く待つことは非常に重要です」
Erik Thommyについて:
「彼は非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。Erikはこの休暇中にもう一度よく考えてくれています。現実的に考えれば、フォルトゥナは2部へ降格し、VfB Stuttgartは1部への昇格を果たしたしているので、彼が残留する可能性は大幅に減っています。しかし、Erikは休暇から戻った際に、再び我々との交渉に応じると約束してくれました。Union Berlinとの試合後に彼は、ほとんど口を開こうとせず、信じられないほど落ち込んでいました。これは、彼がどれだけフォルトゥナというクラブを胸に戦っていたのかを示しています」
シーズン目標について:
「現在の状況下でシーズン目標を述べるのは難しいです。16人の選手との契約が満了になったので、まずは監督と話し合い、適切なチーム作りを行います。そして、夏の移籍市場が締め切りとなり、チームが確定した際に、シーズン目標を決定することとなります。我々は、共通意識を持ったチームを作るために、全力を尽くします」
インタビューのフル映像はこちらから。