ありがとう、ROBIN!
フォルトゥナのアカデミー出身のDF Robin Bormuthがクラブを去ることに
2013年、当時17歳でフォルトゥナのU19チームにやってきたRobin Bormuthは、その後レギオナルリーガ(ドイツ4部リーグ)に所属するU23チームで2年間の経験を積み、2016年にトップチームへの昇格を果たしていた。そして近年、Bormuthのサッカーに対するプロフェッショナルな姿勢は、他の選手の模範となっていただけでなく、ファンからの絶大な人気を集めていた。この夏、そんなフォルトゥナで7年間を過ごしたセンターバックとの契約が満了となった。
フォルトゥナで145試合に出場し、その内60試合をトップチームで出場したグロース・ロールハイム出身の長身センターバックBormuthは、2014年にレギオナルリーガでのデビューとなったWattenscheid 09戦であろうと、2018年にAllianz Arenaで行われたRobert Lewandowskiとの対戦であろうと、出場した全ての試合で常に全力で戦う姿勢を見せた。U23チームでプレーした1年目には、Robinという名前の選手が数人所属していたこと、彼はFranz Beckenbauerのような華麗なアウトサイドパスを繰り出すことから、”Franz”と呼ばれていたセンターバックは、フォルトゥナのファンからも人気を集めていた。また、Bormuthは試合後、例え自分が試合に出場しなかった場合でも、常に先陣を切ってサポーターの元へ向かい、感謝の気持ちを伝える選手でもあった。
2018年、Bormuthはフォルトゥナで、ブンデスリーガ1部昇格という大きな成功を成し遂げる。24歳のセンターバックは、2017/18シーズンで22試合に出場し、シーズン終盤には重要な得点を挙げるなど、1部昇格に大きく貢献した。第31節、ホームで行われたFC Ingolstadt戦(3-0)でBormuthは、ゴール前のこぼれ球をかかとで押し込み、得点を挙げ、その1週間後に行われたアウェーでのDynamo Dresden戦で、ブンデスリーガ1部昇格を決めていた。
フォルトゥナは、Robin Bormuthの7年間に渡るクラブへの貢献に感謝し、今後も公私ともに幸運が訪れることを祈っている。
この夏で契約満了となる選手らに別れを告げているフォルトゥナだが、一方で現在、数人の選手とは契約更新に向けての交渉を進めている。