「降格という結果は非常に残念だが、これでクラブが崩れるという訳ではない」
ブンデスリーガ2部降格に関するTHOMAS RÖTTGERMANN会長のコメント
フォルトゥナは2020/21シーズン、再びブンデスリーガ2部での戦いを強いられることとなる。これに関してインタビューに応じたThomas Röttgermann会長は、この降格がクラブにとってどのような意味をもたらすのかということについて語っている。
ブンデスリーガ2部降格が決定した今、どのような気持ちですか?:
「我々の目標を達成できなかったことは、非常に残念です。我々はブンデスリーガ1部残留を目指して戦ってきましたが、勝ち点30ポイントという結果は不十分でした。こればかりは自分たちの責任です。最終節まで残留争いを繰り広げるような厳しい戦いになるということは、全員がわかっていました。しかし、残念ながらリーグ全体を通して、1部リーグ残留に必要な勝ち点を獲得することができず、最終的に目標を成し遂げることできませんでした」
フォルトゥナは幾度となく降格するようなチームではないパフォーマンスを見せていました。そのことも踏まえて、ブンデスリーガ2部降格を特に残念に思いますか?:
「どんなときも、降格という結果は無念なものです。しかし我々は、自分たちの状況を現実的に評価する必要があります。我々は、リーグの中でも2番目に少ない予算を持つクラブであるにも関わらず、1部リーグ残留に向けて懸命に戦いました。我々ができる限りのことはしたと思います。そして私は、チーム、コーチングスタッフ及び、クラブのスタッフ全員が、目標を達成するために全力を尽くしていたことを目の当たりにしていたため、この結果には非常に残念に思います。彼らが最後の最後まで、フォルトゥナのために尽力してくれたことには関しては、会長として誇りに思います。また、スタジアムに足を運んでもらうことができなかったにも関わらず、様々な形で我々を常にサポートしてくれた素晴らしいファンの皆様に対して、非常に申し訳なく思います。我々はブンデスリーガの中で、最も素晴らしいファンを持っているクラブです」
ブンデスリーガ2部降格はクラブにどのような影響を与えますか?:
「我々はサッカークラブとして、ファンの方々と共に成功を分かち合うために全力を尽くします。だからこそ、この降格という結果は非常に残念です。しかし、ブンデスリーガ2部に降格したことで、クラブが崩れるという訳ではありません。我々はクラブとして、財政的にも健全な経営を行っています。もし新型コロナウイルスの影響がなければ、経済的にも良い結果を残せていたと思います。そして私はここで、フォルトゥナの存続に関する心配は必要ないということを、明確にしておきたいと思います」
クラブは過去数週間、そして土曜日の試合後にUwe Rösler監督への信頼を示しましたが、今後Uwe Rösler監督の任務はどうなりますか?
「Uwe Kleinスポーツ役員及び、首脳陣の役員らは、Uwe Rösler監督率いるチームのパフォーマンに絶対的な確信を示しています。彼はこの短期間で、チームの数ある問題点を改善しました。ブンデスリーガ1部残留という目標は達成できませんでしたが、ほとんど全ての統計で、それまでの結果を上回っているということは、評価に値します。残念ながら1部リーグ残留に十分な勝ち点を獲得することはできませんでしたが、チームの状況が改善されていることは一目瞭然です。この道を歩み続ければ、我々は成功を収めることができると思います」
多数の選手との契約が満了となりますが、チーム編成はどうなりますか?
「もちろん、来シーズンのメンバー構成を最優先に考えます。我々は今、来シーズンに所属するリーグのカテゴリーが明確になりました。ドイツとヨーロッパ全土の移籍市場は、新型コロナウイルスの影響により、遅れてのスタートとなります。我々は現在、ブンデスリーガ2部での戦いに向けて、強力なチーム編成を行うため、非常に積極的かつクリエイティブに動いています。しかしこれは、急がずにしっかりと進める必要があります。
我々は今、ファンの方々、クラブのスタッフ、誠実なスポンサーの皆様、そしてフォルトゥナを愛する全ての人々が、悲しく、苦しい状況に直面しています。しかし、月曜日からは気持ちを切り替えて、前に進まなければなりません。我々は過去の情報から、最善の方法を見つけだし、全てのクラブスタッフ、そしてUwe Rösler監督率いるコーチングスタッフ及び、クラブの首脳陣が一丸となり、来シーズンに向けた準備を進めます。我々は必ず、来シーズンも皆様に誇りを持っていただけるチーム編成を行います」