Bericht

2020/06/21 | ニュース

「最後まで集中を切らさない」

本来であれば#F95FCA で2得点を挙げていたRouwen Henningsにフォーカス

フォルトゥナファンであればもはやこのシーンはお決まりのはずだが、それでも何度見ても見飽きることはない。ゴールから向かって左45度のポジションでボールを受けたRouwen Henningsが、僅かにゴールを確認すると、得意の左足インステップを振り抜き、ゴールネット揺らす。2年前のアウェーでのDresdenとの一戦でも、フォルトゥナがブンデスリーガ昇格を決めた大事な一戦で決勝点を挙げていたエースストライカーは、FC Augsburg戦でも本来であれば同様の形から2得点をマークしていた。残念ながら1点目の得点は取り消しとなってしまったものの、それでも32歳の絶対的エースは、この試合で今シーズン15得点目を記録している。

今シーズンにRouwen Henningsがマークしている15得点という数字は、1990/91シーズンに同じく15得点を記録したThomas Allofsに並んだことになる。ちなみにフォルトゥナのブンデスリーガでの最高得点記録は、1984/85シーズンにGünther „Schädel“ Thieleの17得点となっている。これを見るだけでも、Henningsがどれだけ素晴らしいシーズンを送っているかということがわかるだろう。

 

しかし彼を知る人にとっては、Henningsがチームとしての成功を最も重要と考えていることをご存じだろう。フォルトゥナは第33節のAugsburg戦で引き分けたため、16位がまだ確実となっておらず、最終節で残留への望みをつなげられるかどうかは、自分たち次第となっていることについてHenningsは、「これにより我々はUnion戦まで集中を切らさずに準備できますし、その後もし入れ替え戦となった場合、こうして集中した状態を継続できることはポジティブなことかもしれません」と現在の順位表の状況について言及している。

 

Augsburgの硬い守備の前に、勝利を掴めなかったことに対しゴールゲッターは、「残念ながら我々はこの試合に勝利するための、決定的なチャンスを作り出すことができなかったので、この結果を受け入れなければなりません。それでも90分間互角の試合だったと思います」と悔しさを見せた。また、自身の先制点が取り消されただけでなく、その直後には失点を許してしまい、非常に厳しい展開になったことについては、「このような状況は、ここ数週間の試合で何度も経験してきましたので、チームはどのような状況に置かれても諦めない気持ちを持っていますし、これが我々に大きな自信を与えています」とコメントしている。

 

なおフォルトゥナは最終節、他会場でWerder Bremenが1. FC Kölnに大勝しない限り、Union Berlin戦に引き分け以上で入れ替え戦の権利を獲得できることとなる。このことについて試合後のインタビューにて、土曜日の一戦では勝利を目指して戦うのか、または引き分けでも良しとするのか、と聞かれたHenningsは、「我々はもちろん勝利を目指して戦います」と答え、インタビュアーは彼が言葉を続けるのを少し待ったものの、Henningsはその質問への返答を簡潔に短く述べるに留めている。そしてまさにこの答えこそが、残留を掛けた最終節を前にするフォルトゥナにとって、非常に重要な心構えだと言えるのではないだろうか。

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