Bericht

2020/06/19 | ニュース

残留を目前にするクラブ

対戦相手チェック:FC Augsburg

シーズン開幕前には、メディアから降格候補の1つとして挙げられていたFC Augsburgだが、今シーズン残り後2試合にして、入れ替え戦を強いられる16位に勝ち点6ポイントの差をつけている。つまりAugsburgは、フォルトゥナとの試合で勝点1点でも獲得できれば、1部リーグ残留が決定する。そしてまた、”Fuggerstädter”ことAugsburgはこれにより、10年連続でブンデスリーガ1部に所属することとなる。一方、フォルトゥナにとってもこの試合での勝ち点獲得は、リーグ残留に向けた非常に重要な一戦となる。なお、この負けられない一戦は、土曜日にホームのアリーナにて15:30にキックオフを迎える。

Herrlich監督就任後、好調のチーム:

Augsburgは5月中旬にリーグが再開されてから、Martin Schmidt前監督の後任として、Heiko Herrlich監督が指揮を執っている。しかしHerrlich監督は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、隔離を行っていたホテルから外出したとして、自身のデビュー戦となるはずだったVfL Wolfsburgとの試合は、スタンドから観戦する形となったが、結果は後半ロスタイムのオウンゴールで苦い敗北を喫している(1-2)。しかしそれ以降の試合では調子が良く、AugsburgはHerrlich監督の下での7試合で勝ち点を8点を獲得している。

 

安定したディフェンス:

Herrlich監督のサッカーでは、特に安定したディフェンスが成功の鍵を握っているかもしれない。リーグ中断前の25試合では52失点と、1試合の平均失点数が2失点を超えていたAugsburgだが、それに比べてリーグ再開後7試合の内3試合では、無失点となっている。これにより”Fuggerstädter”はリーグ再開後において、BayernとDortmundに次いで(Bremenと並び)、失点が少ないチームに数えられている。その要因の1つとしては、Tomas Koubekに代わりAugsburgのゴールマウスを守るAndreas Lutheが、大きな貢献を見せている。

 

点取り屋:

Augsburgで注意しなければいけない選手は、間違いなくFlorian Niederlechnerだ。去年の夏にSC FreiburgからAugsburgに移籍したストライカーは、今シーズンここまでで12得点8アシストをマークしており、これは自身のブンデスリーガでの最高スコアを意味しているだけでなく、すでに今の時点でAugsburgの歴史上、最高得点記録保持者の1人となっている。同クラブでこの記録よりも多く1シーズンでゴールを挙げている選手は、2017/18シーズンにプレーしたMichael Gregoritschのみとなる(13得点)。なお、疲れ知らずの点取り屋は、今シーズン全ての試合に出場しており、合計で2651分でピッチに立っている。

 

切り札のセットプレー:

Augsburgは今シーズンこれまでに、すでに直接FKで4得点を挙げており、これはリーグでもベストスコアとなっている。FKのキッカーPhilipp Maxは、FrankfurtのMartin Hintereggerと共に、最も得点力のあるDFに数えられている(8得点)。同時にAugsburgは、セットプレーからの失点数が7失点だけとなっており、これも今シーズンでのトップスコアとなる。さらに”Fuggerstädter”は、今年に入りPKでの失点がない、リーグでも唯一のチームとなっている。

 

互角の戦績:

フォルトゥナとAugsburgは、これまでのブンデスリーガで5度に渡り対戦している。その統計はフォルトゥナが2勝3敗と、比較的互角の戦績となっているが、今シーズン前期の対戦では、彼らに軍配が上がっている(0-3)。さらに、フォルトゥナはAugsburgを相手に、まだホームで一度も勝ち点を獲得した事がない。今こそ勝ち点3点を獲得に期待したいところだ。

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