「我々は何度でも立ち上がる」
Leipzig戦でラストミニッツゴールを挙げたAndre Hoffmannにフォーカス
後半ロスタイムのラストプレー。GK Florian Kastenmeierも攻撃に加わったコーナーキックに、ニアサイドでZankaが逸らしたボールを、最後はAndre Hoffmannが頭で押し込み、2-2となる劇的なラストミニッツゴールを奪った。このゴールが決まった瞬間に爆発した感情は、無観客にも関わらず、アウェーブロックから満員の観客の歓声さえも感じさせた。Leipziger Arenaで貴重な同点ゴールを挙げたHoffmannは、「ここで得点を決められただけでなく、勝ち点1点を獲得できた事は、非常に嬉しいです」とコメントしている。
フォルトゥナのファンは皆、リーグ順位3位のチームを相手にしてのこの結果には、”よくやった”という思いがあるだろう。これは前半にフォルトゥナが見せた良いパーフォーマンスに対してだけでなく、後半に入りギアを上げてきたLeipzigと激戦を繰り広げたことに対してもだ。
ここ最近の数週間のフォルトゥナは、素晴らしいパフォーマンスを見せていたにも関わらず、最後のところで取りこぼす形が続き、結果が伴っていなかったが、今回は違った。多くの人々が負けを覚悟したかもしれない試合を、最後のところで引き分けに持ち込むことに成功したのだった。ラストミニッツゴールを挙げたHoffmannは、「このゴールは、我々の諦めない気持ちを見せる為にも非常に重要でした」と述べている。
すでにアウェーFreiburg戦(2-0)の先制点を挙げたことで、今シーズン初得点を記録し、Uwe Rösler監督就任後の初勝利に貢献した”Hoffi”ことHoffmannにとって、このゴールは今シーズン2得点目となった。また、今回もコーナーキックからの得点となり、「このバリエーションは、練習で何度も確認していました」と述べたセンターバックは続けて、「ニアに走り込んだ選手が後ろに逸らす事で、ディフェンスにとっては対応が難しくなります。これが後半ロスタイムで機能した事を、非常に嬉しく思います」とコメントしている。
27歳のHoffmannのゴールは、フォルトゥナが残留争いに向けた非常に重要となる勝ち点獲得したことを意味するだけではなく、非常に印象的なモラルを証明しており、これは今シーズンのブンデスリーガの残り2試合に向け、大きな勢いとなってくれるはずだ。そしてHoffmannは最後に、「我々はこれまで、いくつもの挫折を経験しましたが、その度に何度も立ち上がってきました。残り2試合にも全力で挑み、必ず勝利を掴み取りたいと思います」と意気込みを語った。
このLeipzig戦で見せた気持ちとパフォーマンスを、残りの2試合でも発揮する事ができれば、1部残留への可能性は大きくなるはずだ。