チャンピオンズリーグ出場への道
次節の対戦相手をチェック:Leipzig
Borussia Dortmund戦ではラストミニッツゴールを許し、苦い敗北を喫したフォルトゥナだが、次の第32節にも強敵との対戦が控えている。Leipzigはここ最近、少し調子を落としているものの、それでもリーグ再開後はまだ黒星がなく、ブンデスリーガでもトップクラスのチームであることは間違いない。なお、ナイターゲームとなるこの一戦は、6月17日(水)にアウェーLeipziger Stadionにて、20:30にキックオフを迎える。
リーグ再開以来、無敗のチーム:
Leipzigはリーグが再開されてからまだ黒星はないが、これまでの6試合の内3試合に引き分けている。これにより、第25節の時点では首位FC Bayernに勝ち点差5ポイントに付けていた同チームだが、少し調子を落としたことで、その差が11ポイントに開いてしまっているため、優勝争いからは外れることとなっている。その理由としては、Freiburg戦(1-1)、Hertha戦(2-2)、Paderborn戦(1-1)など、数多くの引き分けが挙げられるだろう。
前期の勝者としてチャンピオンズリーグ出場か:
Leipzigは次節にフォルトゥナに勝利することで、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場の権利を確保することができる。例えLeverkusenやBorussia MGが追い上げ、勝ち点差で並んだとしても、彼らの驚異的な得点数により、得失点差でLeipzigを上回ることはほぼ不可能と言えるだろう。そのため、これを確実なものにするためにも、彼らにとってフォルトゥナに勝利することは不可欠となる。
2016/17シーズンには、ブンデスリーガでの最初のシーズンとなったにも関わらず準優勝を収め、チャンピオンズリーグに出場を果たしたLeipzigは、それから3年連続でチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場権を獲得している。なお、Julian Nagelsmann率いるチームは現在、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントでTottenham(3-0)を下し、準々決勝に駒を進めている。
圧倒的な若さを誇るチーム:
チームの平均年齢が23.6歳のLeipzigは、リーグの中でも圧倒的な若さを誇る。水曜日の一戦のスターティングメンバーにも、誰一人として30歳を超える選手は存在しない。唯一例外となるのは、GK Peter Gulacsi(30歳)のみとなる。さらに、Julian Nagelsmann監督(32歳)もブンデスリーガで最も若い監督となっている。
また、Leipzigの若いエネルギーは統計でも明らかになっており、総得点数がリーグでトップ3にランクインしているだけでなく、走行距離と試合中のスプリント回数では、リーグでのベストスコアを記録している。ちなみにエースTimo Wernerは、これまでに25得点をマークしており、リーグ得点ランキング2位となっている。
明確な戦績:
フォルトゥナとLeipzigは過去7度に渡り対戦しており、その戦績はフォルトゥナが0勝2分5敗となっている。また今シーズンの前期でも、Nagelsmann監督率いるチームに軍配が上がっている(0-3)。つまり、もし水曜日の試合に勝利すれば、Leipzig戦での初勝利となるフォルトゥナのUwe Rösler監督にとって、この事実が特別なモチベーションになることに違いない。
なお、アルテンブルグ出身のRösler監督は、1987年から1989年の間、自身が選手としてLeipzigの伝統クラブである、Lokomotive LeipzigとBSG Chemie Leipzigでプレーした経験を持つ。