社会的支援のための走行
トライアスロンチームが”REGENBOGENLAND”に895ユーロを寄付
フォルトゥナのトライアスロンチームはクラブ創立125周年記念に際し、非常に特別なアクションを行った。5月5日、クラブの創立記念日にトライアスロンチームのメンバーは、ランニングシューズを履き、バイクに乗って、デュッセルドルフの子どもや青少年の為の施設”Regenbogenland(虹色ランド)”に寄付するため、長い距離を走行した。なお、1kmごとに1ユーロをもたらすこととなっていたこの走行では、合計で895ユーロが集まり、本日この寄付小切手が施設に受け渡されることとなった。
トライアスロンチームの一員であるSilke Mähler氏のアイデアから実現したこの自発的なアクションには、約45人のメンバーが参加している。また、この参加者らは、全員フォルトゥナのメンバーではあるものの、皆がデュッセルドルフに住んでいるわけではないため、デュッセルドルフだけでなくドイツ全土での走行距離がカウントされることとなったが、その中にはロンドンからの参加者も存在した。
本来トライアスロンは3種目の耐久競技であるが、新型コロナに関する衛生及び感染防止対策のため、水泳だけは行われなかったが、それにより参加者のモチベーションが失われることはなかった。それどころか、1時間ごとの経過発表を聞いた一部の参加者には、自らを鼓舞し、さらに距離を伸ばすことに挑戦する姿も見られた。
フォルトゥナトライアスロンチームのオーガナイザーであるPeter Damjancevic氏は、「我々のメンバーがこのアクションに関心を持ち、多くの方々が参加してくれたことに感激しています。この寄付の呼び掛けは非常に急だったため、ここまで多くのメンバーに参加者してもらえるとは思ってもいませんでしたが、我々トライアスロンファミリーがいかに一丸となっているかを示す、素晴らしい機会となりました。我々のホビーを通して、施設を支援できることを非常に嬉しく思います」とコメントしている。
そして今日、ホスピスのプロジェクトマネージャーであるNadine Spitaler氏と、トライアスロンチームの創設者であるPeter Damjancevic氏によって、寄付小切手の受け渡しが行われた。
2004年に設立されたデュッセルドルフの子どもや青少年の為の施設”Regenbogenland”は、余命が短くなるような病気を持つ子供や、重度の障害のために短命となってしまう子供を持つ家庭に対して、残された時間を共に前向きに過ごせる機会を提供している。なお、この施設の活動の半分以上は、金銭的及び物的寄付によって補われている。
その他、寄付に関しての詳細はこちらから(ドイツ語)。