フォルトゥナがデュッセルドルフに拠点を置くVP VENUE PLANNER GMBH社のソフトウェアを利用
無観客試合に向けた計画のため、ソフトウェアを導入
フォルトゥナ・デュッセルドルフは、”無観客試合”を潤滑に運営するための計画を立てるために、VP Venue Planner GmbHのソフトウェアを導入している。デュッセルドルフに拠点を置く同社は、シンプルで信頼性が高く、監査可能なイベント計画のためのソフトウェアソリューションサービスを提供している。
フォルトゥナは2018年から同パートナーと共にこのソフトウェアの開発を行い、ベータバージョン(テストバージョン)の開発に成功しただけでなく、すでにアプリを改善するために大事なフィードバックを提供することができている。このソフトウェアは、ブンデスリーガ再開してからのホーム戦2試合ですでに利用されており、2019/20シーズン残りのホーム戦3試合でも利用される。
フォルトゥナのホーム戦では平均4万人の観客が訪れ、試合当日には約900人の警備員が配置される。しかし現在、徹底した衛生管理を行うため、スタジアムは3つの異なるゾーンに分割されており、試合中に各ゾーンごとに配置される人数はそれぞれ約100人という規制が、ドイツプロサッカーリーグ機構(DFL)により定められている。
Venue Planner社は、このDFLによるブンデスリーガ再開のためのコンセプトにも協力している。同社はDFB(ドイツサッカー協会)と共に、ゾーン分担のグラフィックデザインやゾーンごとに定められた時間の振り分け、またDFL及びDFBのガイドラインに基づいたグループごとの配置場所などを取り決めている。
Sven Mühlenbeck 試合運営&オーガナイズダイレクター:
「我々は、通常の試合当日と同じようにダイナミックな計画を立てる必要があります。というのも、我々が計画を立てるにあたり”1つの状況”だけではなく、様々なシュチュエーションに合わせた対応を考慮しなければならないということです。試合当日は大きく分けて、スタジアム到着から、入場、前半、後半、そしてスタジアム退場、出発までの段階があります。また、試合が行われている間には、入場エリアの警備員を減らし、スタンドに配置するなど、柔軟に対応することができます。現在の状況において、Venue Planner社のソフトウェア内でDFLのコンセプトに基づき、アナログに設定変更を行うことも可能となります」
VP Venue Planner GmbH、Rainer Schüler社長:
「フォルトゥナは最初のパートナーの内の1つです。良好な関係を通じて意見交換ができたことにより、我々は早い段階からフォルトゥナのニーズに合わせたソフトウェアのプログラミングに取り組むことができました。このコロナ危機による現在の状況において、常に新しい解決策を見出すことに取り組んでいるフォルトゥナとパートナー関係にあることを、非常に嬉しく思います」
このソフトウェアに関する詳細は、こちらのビデオから(ドイツ語)。