「今日の試合に向けていろいろ準備していたが...」
FC Bayern München戦後の各コメント
フォルトゥナは土曜日の夜、アウェーにてFC Bayern Münchenと対戦したが、この試合で勝ち点を獲得することが出来なかった。この敗戦により、これまで6試合続いていた無敗記録も途絶えることとなった。試合後の各コメントは以下の通り。
Uwe Röslerフォルトゥナ監督:
「我々は前半にいくつか得点チャンスを作り出していましたが、それをしっかりと活かせず、ゴールを奪うことは出来ませんでした。今日に限っては、後半に入って2失点をしたところで決着がついてしまったと言わざるを得ません。私にとっては、この数ヶ月で披露してきた良い印象を損なうような結果となってしまったことが残念です。(FC Bayernのホームスタジアムの)Allianz Arenaで戦うときは、1つ1つの対人プレーで相手を勝らないと良い結果を出すことはできません。それでも私がこのチームの監督に就任して以来、選手たちはどんな逆境からも立ち上がってきましたし、だからこそ今回も必ず切り替えて、また立ち上がってくれるはずです。(ホームで勝利を収めた)水曜日のSchalke戦は、肉体的にも精神的にもかなりの労力を必要とする試合だったこともあり、FC Bayernと対戦するための十分な力を回復させることができなかったことも否めません。我々は今日の試合をしっかりと分析し、そして週明けにはチーム全体で修正作業をするつもりです。そこから我々のシステム的な部分を改善させ、次のホーム試合であるTSG Hoffenheim戦では、また全力で勝ち点を奪える状態にしたいと思います」
Hansi Flick FC Bayern監督:
「選手たちが(頂上決戦となった)Dortmund戦に勝利したあとも、気を抜くことなく戦っていくために、今日の勝利は非常に重要なものとなりました。そういった選手の姿勢は試合開始早々から見て取れましたし、彼らは非常に積極的に仕掛け、アグレッシブなプレーを披露してくれました。我々はフォルトゥナに一切チャンスを与えるつもりはありませんでしたし、そういう意味でも今日の結果には非常に満足しています」
Erik Thommy:
「FC Bayernのホームで戦うということがどういうことを意味するのかは、誰もがよく分かっています。その試合で結果を残すためには幸運が不可欠であり、さらにFC Bayernが弱みを見せる必要がありますが、今日は残念ながらそういうものには恵まれませんでした。現在のFC Bayernのチーム状態を考えると、彼らから勝利することは決して容易なことではありません。今日の彼らのパフォーマンスも非常に良かったですし、それが我々をとても苦しめました。あらゆるシチュエーションで数的優位を作られてしまい、なかなか対人プレーで勝つこともできませんでした。そういう意味でも、最終的な結果が0-5となったことは納得がいきますが、重要なことはこの試合をできるだけ早く消化し、来週に向けて切り替えることです。今日に至るまでの数試合で、我々は良い結果を残してきたわけですし、それをこの先も続けていかなくてはなりません」
Adam Bodzek:
「我々はもちろん、今日の試合に向けていろいろと準備していましたし、もっと戦えるつもりでしたが、今のFC Bayernは手の付けようがないほど良いチーム状態でした。ボール支配のクオリティは非常に高く、攻撃を仕掛けてくるときはトップスピードで敵陣まで攻め込んできましたが、そういったプレーに太刀打ちすることが出来ませんでした。それでも前半に2度、カウンター攻撃からチャンスを作り出しましたが、ラストの部分で正確性を欠いてしまいました。今日は彼らのスピードを止めたり、試合を落ち着かせる時間を作ることがほとんどできませんでしたし、彼らはその中でハイプレッシャーをかけ続け、その結果、上手くギャップを作られしまいました。それでも今の我々はこの試合から切り替え、来週に控える新たな勝ち点3ポイントをかけた戦いのことに集中しなくてはなりません」
Lutz Pfannenstielスポーツ役員:
「FC Bayernは単純に強すぎましたし、今日の我々にはほぼ勝つことは不可能でした。それでも今シーズンはまだ終了まで数試合ありますし、強敵続きの非常に厳しい戦いにはなりますが、それでも残留するためにはその中の数試合で勝ち点を獲得しなくてはなりませんし、そしてそれは可能だと思っています。私にとっては明日がフォルトゥナでの最後の日ということになりますが、私の中ではシーズンが終了するまではこのクラブと共にいるつもりです。最終節が終わるまではフォルトゥナのことしか考えませんし、気持ちもここにあり続けます。今日の明日で気持ちを切り替え、このクラブのことを忘れるなんてことはできませんし、今シーズンが終了したときに1部リーグに残ることができていれば、我々がやってきたことが正しかったということが証明されるでしょう。私も含めてフォルトゥナは、今日の敗戦からは早く切り替えて、次の試合に向けて前進していかなくてはなりません」