Bericht

2020/05/20 | ニュース

熱狂的ラインダービー

過去から現在までの両クラブの激闘の歴史をスルーバック

フォルトゥナ・デュッセルドルフと1.FC Kölnのラインダービーは、おそらくどちらのクラブのサポーターにとっても特別な思いがあるだろう。しかし近年は両クラブの対戦は決して多くない。2000年に入ってからの過去20年で、このラインダービーの特別な雰囲気は、3度しか実現していない。2013/14シーズンにブンデスリーガ2部で久々に対戦する機会を得た以来、今シーズンの前期で対戦するまでこのダービーは行われていなかった。今週日曜日に控えるアウェーでのダービーマッチに向けて、ライバル同士の激闘の歴史の一部を紹介する。

1961年8月27日 (Oberliga West・第4節)

F95 4-1 1.FC Köln

フォルトゥナ初勝利

それまでの過去9回の対戦では、1.FC Kölnに一度も勝利することができていなかったフォルトゥナだが、Oberliga Westに所属していた1961/62シーズンの第4節で、ついにライバルからの初勝利を挙げることとなる。35,000人の観客が声援を送る中、フォルトゥナのホームRheinstadionで行われた一戦は、長い間1-1のスコアが続いていたが、終盤に攻撃が爆発したフォルトゥナは、ラスト25分間で3得点を決め、4-1の快勝を収めることに成功した。なおこの試合では、生粋のデュッセルドルファー„Pitter“ Meyerが2得点を挙げる活躍を見せ、マッチウィナーに輝いた。

 

1961年12月30日 (Oberliga West・第19節)

1.FC Köln 5-0 F95

Kölnがリベンジ

前期にアウェーで大敗を喫したKölnは、この年のジルベスター(大晦日)前日にリベンジに大成功する。ホームで大量5得点を挙げたKölnが、フォルトゥナから5-0の快勝を収めることとなったが、このスコアはこの2クラブの間で行われるラインダービーの歴史の中でも、最も大きな得点差となっている。

 

1975年3月15日 (ドイツ杯ベスト16)

F95 5–2 1.FC Köln

ゴールラッシュとなったドイツ杯での初対戦

1975年3月にドイツ杯での初の対戦を迎えた両クラブ。この一戦はフォルトゥナが5-2の快勝を収めたが、これが1970年代のラインダービーにおいて、非常に大きな意味を持つこととなる。50,000人が見守ったこの一戦で勝利したフォルトゥナがベスト8への切符を掴んだが、その後のドイツ杯では、更なる激闘が繰り広げらることに...

 

1978年4月15日 (ドイツ杯決勝)

1.FC Köln 2-0 F95

Kölnが決勝で勝利し、歓喜

2年前に2-5でフォルトゥナに敗れ、ドイツ杯敗退となっていたKölnは、1977年の2回戦で延長の末、リベンジを果たしていたが、その翌年の1978年の決勝戦でも、再びこの対戦が実現し、ここでもKölnに軍配が上がっている。Gelsenkirchener Parkstadionで行われたこの年のファイナルに挑んだGerd ZeweやDieter Brei擁するフォルトゥナだったが、ライバルから得点を奪うことはできず、0-2で苦渋を舐める結果となった。

 

1980年6月04日 (ドイツ杯決勝)

F95 2-1 1.FC Köln

フォルトゥナがドイツ杯を連覇

再びGelsenkirchenが決勝の地となったドイツ杯のファイナルで対峙したフォルトゥナと”Effzeh”ことKöln。この試合では先制を許すも、Rüdiger WenzelとThomas Allofsの得点で逆転に成功したフォルトゥナが、2-1で勝利を収め、再びリベンジに成功している。またこれにより、前年に続きドイツ杯の連覇を果たしたフォルトゥナだが、これはクラブの歴史の中でも最も輝かしい功績となっている。なお、この試合を最後に、ドイツ杯での対戦は実現していない...

 

1999年4月23日(ブンデスリーガ2部・第27節)

F95 2–1 1.FC Köln

20年前の勝利

Oliver Finkキャプテン率いる今シーズンのフォルトゥナは、2019年11月にKölnに2-0で完勝を収めたが、この勝利は1999年4月以来の白星だった。20年前のこの一戦は、Marek Lesniakの2得点により、フォルトゥナが2-1の勝利を挙げており、この試合ではPeter Neururerが監督として初の指揮を執っていた。なお、相手側のベンチにはBernd Schusterが指揮官として座っていたほか、のちにブンデスリーガで監督として指揮を執ることとなるDirk Schuster、”Pele” Wollitz、Ralph Hasenhüttlらが選手としてプレーしていた。

 

2013年7月28日 (ブンデスリーガ2部・第2節)
1.FC Köln 1–1 F95 1:1

再開

フォルトゥナと1.FC Kölnのダービーが1999年以来、14年振りに戻ってきた。Mike Büskensが監督を務めていたフォルトゥナは、Charlison Benschopのゴールで早々に先制に成功するも、勝ち点3を獲得するには至らなかった。

 

2019年11月3日 (ブンデスリーガ・第11節)

F95 2–0 1.FC Köln
https://www.f95.de/profis/team/kader/history/101/1357/thommy/

Erik Thommy が決勝ゴール

今シーズンの前期にホームで実現したラインダービーは、フォルトゥナが勝ち点3ポイントを奪うことに成功している。キックオフ前にはフォルトゥナサポーターによる素晴らしいコレオグラフィが登場し、ピッチに立つ選手たちを力強く後押しすると、試合はRouwen Henningsが前半終了間際にPKで先制ゴールを奪って見せる。さらに後半、コーナーキックのこぼれ球を拾ったKaan Ayhanからパスを受けたErik Thommyが、自陣から相手陣までの60メートルを独走し、追加点を奪うことに成功。結局これが決勝点となり、フォルトゥナが2-0の勝利を収めている。

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