距離を保て!
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2ヶ月ぶりに再開されるブンデスリーガの第26節に向けたマッチデーポスターには、この対戦におけるモットーとして、”1.5mと勝ち点3点を確保して距離を保て!”と掲載されているが、事実、このSC Paderbornとのリーグ残留を掛けた直接対決は、勝ち点差を広げるためにも、非常に重要な一戦となる(土曜日、15:30キックオフ)。
不調が続いていたSC Paderborn
SC Paderbornは、ブンデスリーガが中断となる前の4試合で連敗を喫しており、フォルトゥナを勝ち点6点差で追う現在の状況は、決して順調とは言えない。またブンデスリーガにおいて、勝ち点制度(勝利3点、引き分け1点)が導入されて以来、第25節の時点でこの勝ち点6点の差から16位まで巻き返したチームは存在しない。いずれにしてもUwe Rösler監督率いるチームは、Paderbornとの残留を掛けた直接対決に勝利し、勝ち点差をさらに引き離したいところだ。
記念日を迎えた2人の監督
ブンデスリーガ中断期間にUwe Rösler監督は、フォルトゥナの監督に就任してから100日の記念日を迎えているが、これはPaderbornのSteffen Baumgert監督と比較すると決して長期であるとは言えない。同監督は4月16日(木)に、SC Paderbornの指揮官として3周年を迎え、現在ブンデスリーガでFreiburgのChristian Streichに次いで長く同じクラブで指揮を執る監督となっている。
また興味深いのは、Rösler監督とBaumgart監督は選手時代に、すでに一度対戦しているということだ。ブンデスリーガ1998/99シーズン、Rösler監督が所属していた1.FC Kaiserslauternは、Baumburg監督が所属していたVfL Wolfsburgとリーグ戦の前期後期で2度に渡り対戦している。その中でも前期に行われた試合では、両者同時にピッチに立っており、後期に行われた試合ではBaumgart監督は途中交代で出場したが、Rösler監督はその前に負傷交代を余儀なくされていた。
古巣対決となる選手たち
現在フォルトゥナでプレーする2選手は、過去にPaderbornでプレーした経験を持っている。Kevin Stögerは2015/16シーズンに26試合に出場しており、またBernard Tekpeteyは2部リーグに所属していた昨シーズン、32試合に出場し10得点を挙げるなど、Paderbornのブンデスリーガ1部昇格に大きく貢献した。
一方、Paderbornにもフォルトゥナでプレーした経験を持つ選手がいる。キャプテンChristian Strohdiekは2015/16シーズン、当時ブンデスリーガ2部に所属していたフォルトゥナで17試合に出場しており、その1年後にはMarlon Ritterが公式戦6試合に出場している。
毎試合の連続得点は継続となるか
木曜日の記者会見でUwe Rösler監督は、「この試合が0-0で終了することはない!」と述べているが、この点については両チームの攻撃面に改善の余地がある。Paderbornは30得点でブンデスリーガ得点ランキングの16位と低迷しているが、フォルトゥナはWerder Bremen(27得点)と並んで最も得点数が少ない。ただし、Rösler監督がフォルトゥナに就任してからは、これまで全ての公式戦で最低1得点を挙げている。これが土曜日も継続される場合、Rösler監督の発言は間違いなく現実となるわけだが、果たして。