「フォルトゥナの結束は今までも常に素晴らしいものだった」
DFL臨時会員総会を終えたThomas Röttgermann会長のインタビュー
異例となるDFL会員総会を終えたフォルトゥナのThomas Röttgermann会長は、フォルトゥナを取り巻く現在の状況とクラブの結束について語った。
Röttgermann会長、火曜日のDFL会員総会ではどのような印象を受けましたか?:
もちろんフォルトゥナを含めた全てのクラブが、非常に難しい状況に直面している。こういうときだからこそ、誰もが自分たちの役割を果たさなくてはならないということは、全てのクラブが認識していることである。
その中で我々は、今まさに求められる結束を深めていることをとても素晴らしく思っている。フォルトゥナはどんなときも常に、素晴らしい団結力を見せてきた。それら模範的な振る舞いは、パートナーの方々をはじめ、クラブスタッフや選手たちとの話し合いの中でも感じることができている。
我々は皆が同じ目標に向かって一丸となっているが、まさにそれこそが現在の状況を乗り越えるために必要不可欠なものである。
クラブ内の仕事面についてはどのように変わりましたか?:
我々は現在、それぞれの部署から集められたスタッフで構成されたグループを作り、現在の問題となっている様々なテーマに、迅速かつ創造的に対応できるようにし、その中で我々の価値をしっかりと維持していくために尽力している。このような状況下だからこそ、しっかりと地に足をつけ、適格な判断を行うことが求められている。
可能性としてシーズン打ち切りがもたらす結果はどのようなものですか?:
もし我々が予定している対策を実行に移すことできれば、そのシナリオになったとしてもクラブ存続の危機には至らない。しかしそれでも決して簡単に乗り越えられる状況ではなく、その対応にはとてつもないハードワークが必要となるだろう。
だがそれでも我々は皆、この危機的状況を改善ために全力で取り組む準備はできている。私は、我々の選手やクラブスタッフがいかに模範的な行動を取り、それぞれの役割を担ってくれているかということを、ここにもう一度強調しておきたい。”結束”という言葉は我々に相応しいものであり、今はそれを至る所で気づかされている。
いつブンデスリーガが再開できるかについてはどう考えていますか?:
DFL会員総会では”(ブンデスリーガが)いつ再開できるのか”ということが議題の中心となり話し合いを行った。その結果、我々は5月からの再開を目指すこととなっている。それが実現できれば、6月末まで試合をする時間が十分に確保できることになる。ただ残念ながら残りの試合は、おそらく無観客での開催になるだろう。しかし重要なのは、リーグ戦が再開されるということだ。
私は、人々はサッカーがなくて残念に思っていると感じているし、またブンデスリーガが(皆にとって)喜ばしい気分転換になると思っている。だからこそ私は、ドイツにおける健康面の状況が良くなり、5月に再開が可能になることを願っている。我々は今の状況が改善されると信じているが、4月中旬に再び状況を確認した上で適した新しい判断を下すことになる。