Bericht

2020/03/19 | ニュース

「このような時こそ団結しなければならない」

THOMAS RÖTTGERMANNが”FORTUNEN FRAGEN, FORTUNEN ANTWORTEN”に登場

Thomas Röttgermann会長は火曜日の夜、”Fortunen fragen、Fortunen antwoten”のLive-Talkにゲストとして登場し、新型コロナウイルスによる現在の状況について、フォルトゥナFacebookサイトに寄せられたファンからの多くの質問に答えた。会長の重要な発言を以下にまとめて掲載する。

Paderborn戦の中止について:

「状況は試合当日に刻一刻と変化した。PaderbornのSteffen Baumgart監督が体調不良で寝込んでいたことに加え、2選手には疑わしい症状が見られたためにデュッセルドルフへは向かわなかったとの報告を受け、(試合を強行開催した場合)我々の選手たちを危険にさらす可能性があると判断した。

また、月曜日のBremenとLeverkusenの試合も中止になっていたことも踏まえた上で我々の意見としては、試合の開催にばらつきが出ることは良い選択肢ではないという考えに至り、今節の全試合の中止をDFL(ドイツプロサッカーリーグ)へ提案し、最終的に決断が下された」

 

ブンデスリーガクラブの経済的影響について:

「我々はこの例外的な状況の中で、間違った判断によりクラブ存続の危機を招くようなことはしたくない。月曜日の記者会見でDFLのChristian Seifert社長が強調したように、ブンデスリーガの試合を運営していく上で6万人近くの人が従事していることを忘れてはいけない。それでも今この状況では、経済的観点は二の次でなければならない」

 

無観客試合またはシーズン打ち切りのシナリオについて:

「2つのシナリオはどちらとも経済的に危険を招くだろう。無観客試合については観客収入がなくなり、またシーズンチケットの部分的な払い戻しもしなければならない。更に、それにより来シーズンのシーズンチケット販売も困難となる。無観客での試合をテレビで観たことのある人なら、どれだけ虚しいものであるかがわかると思う。

それでも、リーグ打ち切りという選択肢になってはいけない。そうなると金銭面で、放映権料が一部不足するだけでなく、スポンサーについても契約条項を十分に遂行することができなくなり、一部の返済なども生じることとなる。このシナリオの場合には、おそらくブンデスリーガすべてのクラブが大きな問題を抱えることとなるだろうし、このような事態に対し、あらかじめ備えることはできない。我々は10Mio.ユーロの資本があり、現在は負債もないが、それでもこの状況下において、特別処置や外部からの援助なしには乗り越えることはできないだろう。そのためにも、リーグを最後までやり切れるように最善を尽くさなければならない」

 

今年開催予定だった欧州選手権が2021年に延期されたことについて:

「目的としては、(今回の混乱が収束するのを待つ必要があるという意味でも)できるだけリーグ運営の再開を遅らせることであり、ブンデスリーガを最後までやり切るためには欧州選手権など、ほかの大会イベントの日程を調整する必要があった。だからこそこの決定は、(我々の目的を達成させるために)非常に重要な一歩だった」

 

ブンデスリーガの試合のフリーTVの可能性ついて:

「もしファンがスタジアムに来れないのであれば、(フリーTVで視聴できるということは)一つの良いアイディアだとは思うが、実際のところ契約上、簡単なことではない。DFLはその可能性について、すべての関係者と話し合わなければならない。だだし、無観客試合となるのであれば、原則としてファンにはインターネットやテレビなどで視聴できる環境を提供すべきである」

 

”団結”について:

「現在の状況下においては、誰にでも当てはまる言葉だと思う。例えば学生らが(容易に買い物に行けない)高齢者のために代行サービスを始めているが、我々もブンデスリーガにおいて助け合わなければならない。ビッグクラブは小さなクラブよりも、このような危機状況に対応できるかもしれない。もちろん我々は競争相手であることに違いないが、試合をするためには誰もが対戦相手を必要とする。だからこそ今は、一致団結することが非常に重要である。まだクラブ間で経済的な援助などをする状況には至っていないが、誰もがこの根本的な考え方を持つことが不可欠だ」

 

クラブスタッフの対策について:

「今週の初めからは、ほぼすべてのクラブスタッフがホームオフィスを行っている。我々は必要に応じた行動を指示し、すべての分野で十分な情報を得ている。これにより、誰一人として仕事への心配をすることなく、そしてまた彼らの安全を確保できていると信じている。今現在、レセプションとホットラインはこれまで通り対応可能となっている一方で、コンタクトを取る際に待ち時間があるかもしれないが、そこはご理解いただきたい」

 

選手たちの行動と現在の状況について:

「Paderborn戦を中止し、現在選手たちは自宅で個人トレーニングを行っているが、彼らの安全を確保するためには必要な処置である。チームスポーツとしては理想的ではないが、選手たちは、我々が彼らのためにこのような決断を下したことを理解してくれている。

重要なのは、これが休暇ではなくシーズン中であるということであり、我々は気を休めるのではなく、できる限り早く再開できる準備をすることだ。監督コーチ陣は緊張感を高く保つために尽力しており、選手たちは全員トレーニングプランを受け取っている」

 

課題となる来シーズンへの新しいチーム編成について:

「普通であればこの時期は選手のスカウティングを行っているが、現在は試合がないため、ビデオで情報を見直している。もちろん1部と2部、両方のリーグのためのチーム編成を行う必要がある。そのためには契約満了となる選手たちとの話し合いも重要となってくるだろう」

 

フォルトゥナファンのサポートについて:

「無観客になり、たとえスタジアムでファンのサポートがない時でも、我々はフォルトゥナファンがいつもそこにいるように感じている。また、未来へ勇気づける手紙やメール、または投書もたくさん受け取っている。そして今、我々はこのような状況だからこそ一つになり、一緒に乗り越えていかなければならない。それがフォルトゥナである」

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