足踏みをする首都クラブ

次節の対戦相手チェック：Hertha BSC

先週末はアウェーでSC Freiburgから2-0の勝利を挙げることに成功したフォルトゥナだが、今週は金曜日の夜にホームにHertha BSCを迎え撃つことになる(20:30キックオフ)。ホームでの初勝利を目指すUwe Rösler監督の次の相手は、先週末には手痛い黒星を喫している。

クリンスマン監督の退任：

先週はホームで1.FC Kölnに0-5の大敗を喫したHerthaだが、この試合はJürgen Klinsmann前監督のアシスタントコーチを務めていたAlexander Nouri代理監督が指揮を執った2戦目ということになる。

Herthaは11月末に、今シーズン開幕からチームを率いていたAnte Covic前々監督を解任し、元ドイツ代表監督であり当時クラブの監査役会役員に就任していたKlinsmannを新しい指揮官とする決断を下していた。しかし同氏はその約10週間後となる第21節後に監督を辞任し、監査役会へも戻らないことを発表していた。この退任以降はNouri代行監督がチームを率いているが、先週末の大敗(0-5)の前にはSC Paderbornにアウェーで2-1の勝利を収めていた。

 

安定感を失ったチーム...

前期の終盤にはKlinsmann前監督の下、非常に安定した戦いを披露していたHertha。4試合負けなしだっただけでなく、アウェーにてFrankfurtから(2-2)、またホームでもBorussia MGから(0-0)勝ち点を獲得すると、FreiburgとLeverkusenからはそれぞれ勝ち点3点を奪うことに成功していた。

しかし年が変わり、後半戦がスタートすると、FC Bayernに0-4で大敗してしまう。続くドイツ杯でもFC Schalke 04に2-3で敗れ、さらにリーグ戦に戻ってもMainz 05に1-3で黒星を喫することになる。その結果、Nouri監督率いるチームは現在、第23節を終了した時点でフォルトゥナよりも獲得勝ち点で6ポイント多い26点となっており、順位的には14位に位置している。

 

元フォルトゥナ戦士がHerhta攻撃陣を牽引：

Herthaとのホームでの対戦はつまり、昨シーズンにFC Watfordからフォルトゥナにレンタル加入し、リーグ残留に大きく貢献したDodi Lukebakioにとっては、デュッセルドルフへのカムバックを意味する。

昨季デュッセルドルフのトップスコアラーとして10得点4アシストを記録したベルギー人アタッカーは、今シーズンよりHerthaへ完全移籍し、今シーズンも20試合の出場で9スコアラーポイント(5得点4アシスト)を記録するなど、チームの攻撃陣を牽引している。Kaan Ayhanらディフェンス陣は、この危険なゴールゲッターには十分に気を付ける必要がありそうだ。