ドイツ児童保護連盟がフォルトゥナの新しいソーシャルパートナーに
F95がデュッセルドルフの地域協会に3,000ユーロ超を小切手で手渡す
ドイツ児童保護連盟のデュッセルドルフ地域協会が、フォルトゥナのソーシャルパートナーとなることが決定した。このパートナーシップでは、双方が共同して対策を立て、子供の権利へのプロジェクト強化、児童保護の確保、また非暴力による教育を公然にすることを目的としている。フォルトゥナはこの提携を通し、クラブが子供や青少年への性的暴力に対し、いかなる形でも反対であることを示すと共に、その予防対策をクラブ全体に伝達すること、またそのコンセプトをクラブスタッフらに対しても浸透させていくことを、限りなく明らかにしたいと考えている。
ドイツでは約250万人に及ぶ子供や青少年たちがサッカークラブに所属し、多くの時間をそのクラブで過ごしているが、それらの時間は少年少女たちにとても強い影響を与える。
しかし、2017年に発表されたケルンスポーツ大学の研究論文『Safe Sport』では、「クラブには大きな責任があるのにもかかわらず、約3分の1のクラブしかスポーツ内における反性的暴行への活動を行っていない」という結果を示していた。
デュッセルドルフの児童保護協会は、子供の権利の認知を高め、子供にやさしい社会を作る取り組みを行っている。その中でも最も重要な目的は、子供たちや青少年たちが暴力を受けることなく成長し、そういった環境で教育を受けることができるという彼らの権利を徹底させていくことである。
児童保護協会は多くの実践的な提案を通して予防対策を導入しながら、危険な状況に対してのサポートも行っているが、それらはすべて、少年少女たちが安全にそして健康的に成長していくことをサポートをするためとなる。
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児童保護協会のサポートを開始させるフォルトゥナは、このパートナーシップの締結に当たり、早速3,000ユーロを超える小切手を新しいパートナーに手渡した。クラブは昨年のクリスマスカードをデジタル化したことで、この冬だけで約4,200ユーロ(包装、封筒、送料 etc.)分の支出を削減することとなった。フォルトゥナはこの分を様々なソーシャルパートナーのサポートに回し、各パートナーは社会貢献活動を行うことになる。
フォルトゥナのPaul Jäger CSRディレクターは、「私はフォルトゥナがデュッセルドルフ児童保護協会を更なるソーシャルパートナーとして迎えられたことを嬉しく思う。彼らは50年に渡り子供たちと彼らの権利のために、助言を行うだけでなく導く役割も担い、さらに教育面の強化に取り組むだけでなく、様々な予防や支援を行ってきた。彼らは我々のユースアカデミーにとっても、非常に重要で適したパートナーである」とコメントしている。
またフォルトゥナのFrank Schaeferユースアカデミーダイレクターは、「児童保護というテーマは、もちろん我々のユースアカデミーでも非常に重要なものだ。ドイツ児童保護連盟という素晴らしいパートナーを持つことができることを嬉しく思う。我々はこれにより、児童保護というテーマに関してふさわしい配慮と、不可欠な関心を得ることができると確信している」と続けている。
ドイツ児童保護連盟デュッセルドルフ地域協会Bettina Erbruch代表は「我々は児童保護について話すこと、そしてこのテーマに敏感になることを続けていかなくてはならない」と語り、続けて「非暴力というものは子供たちに対してだけでなく、私たちの社会で生活をする全ての人たちにも該当することである。フォルトゥナがこのテーマに関して理解を示してくれることを、我々は嬉しく思う」とコメントしている。