「我々は目標を実現してきた」

アウェーHoffenheim戦に向けたFriedhelm Funkel監督のコメント

FC Bayern Münchenは先週末にフォルトゥナに勝利した後、CLでもBelgradで6-0の快勝を収めるなど、その力をいかんなく発揮している。フォルトゥナはすでにこの敗戦から切り替え、今週末のアウェーTSG Hoffenheim戦に向けての準備を進めている。なお、この一戦ではフォルトゥナ出身のIhlas Bebouとの再会が待っている。

Funkel監督はBebouについて、「Ihlasはいまもなお、素晴らしい成長を続けている。彼は以前よりもボールを確実に扱えるようになったし、さらにフィジカルもアップしている。かつては激しいマークに合うと倒れていたが、今はディフェンスを背負ってもゴールを奪うことができる。彼のダイナミックさは目を見張るものがある」と最大の賛辞を送っている。

 

またこの一戦は、センターバックのKasim Adamsにとっては、かつてのチームメートとの再会を意味する。これについて指揮官は、「古巣との対戦では、誰もが必ず特別なモチベーションを持つものだ。ときにはそのモチベーションが逆に働いてしまうこともあるが、もちろん今回の試合では、彼が良いパフォーマンスを見せてくれることを願っている」と話している。

 

Hoffenheimは前節、Mainzに1-5の敗戦を喫しており、フォルトゥナのThomas Kleineアシスタントコーチは、この試合をスタジアムで観戦していた。しかしFunkel監督は、「この結果は彼らにとってはそんなに大きな意味をなさなくなるだろう。あの試合では途中でコントロールを失い、止められない結果となってしまったが、本来は彼らのディフェンスは、Kevin Vogtのコントロールの下、非常に安定しているものだ。Mainz戦では得点を奪いに前掛かりになったところにカウンターを受け、そのカウンターがことごとくゴールに繋がってしまっていた」と分析している。

 

しかしフォルトゥナとの一戦では、この大敗したチームとは全く違うチームが待ち受けていると予想している。「彼らは素晴らしいチームだ。それに疑いの余地はない」と話す指揮官は、「彼らはすでに勝ち点20点を獲得している。その中ではFC Bayernに2-1で勝利しているのだ」と続けている。それでもフォルトゥナも勇気を持って素早い切り替えで攻撃を仕掛ける必要がある。「それができれば、アウェーでのHoffenheim戦でも勝ち点を奪うことは不可能ではない。」

 

勝ち点の獲得は、現在の順位を改善するためにも非常に重要な意味を持つ。しかしこの状況でも、Funkel監督は非常に落ち着きを保っている。「私は『フォルトゥナが16位に転落』という記事を見ると、本当にがっかりしてしまう。確かに今の状況はその通りだが、それでも受け入れられるものではない。我々は全くパニックには陥っていないし、ブンデスリーガ1部に残留するために、この先もベストを尽くしていく。僅か3年前、我々は3部リーグ降格の危機にさらされていたが、今はブンデスリーガ1部にいるのだ。我々は口だけではなく、実現してきたのだ。」

 

フォルトゥナの選手状況については、「Bayern戦にノミネートしていた20人を、今週末もHoffenheimに連れていく予定だ」としているが、「スタメンには少しの変更があるだろう」としている。