新しい指揮官の下、本来の強さを取り戻す

次節の対戦相手チェック

チームもサポーターも対戦を待ち望む一戦であるFC Bayern Münchenとの一戦が、今週土曜日の15:30にキックオフを迎える。今シーズンのドイツレコードマイスターは、シーズン途中で少々苦しんだが、新しい監督を迎えた今、本来の強さを取り戻しつつある。

新しい監督、新しい流れ？

今シーズンのFC Bayernは、第10節に1-5でEintracht Frankfurtに敗れたことで、指揮官の交代を決断した。Niko Kovac氏からかつてドイツ代表チームでアシスタントコーチを務めた経験もあるHansi Flick氏へとバトンが渡ると、チームはすぐにまた良い結果を残し始めている。新監督はデビューとなったチャンピオンズリーグのPiräus戦で2-0の勝利を収めたのち、数日後にはBorussia Dortmundとのトップゲームに4-0で快勝している。FC Bayernは11試合を終えて獲得勝ち点21点で3位に位置しており、首位に付けるBorussia Mönchengladbachを追走している。

 

 

3-3

2018年11月24日は、フォルトゥナのファンにとって、特別な日として記憶に残っている。昨シーズンの第12節、フォルトゥナはアウェーのミュンヘンでFC Bayernと対戦し、1-3のビハインドを跳ね返して3-3の引き分けに持ち込むことに成功した。この試合ではDodi Lukebakioがドイツ代表GKでもあるManuel Neuerから3得点を決める偉業を成し遂げた。なお後期での対戦は、FC Bayernが4-1の勝利を収めている。

 

 

レコード街道まっしぐらのストライカー

FC BayernのストライカーRobert Lewandowskiは、これまでの11試合で16得点を決めるという並外れたパフォーマンスを披露しており、得点ランキングでも2位以下に大きく差を付けている。今季のポーランド人ストライカーは、この先もこのペースでゴールを量産することができれば、レコードストライカーであるGerd Müllerの記録(1971/72シーズン:40得点)を塗り替えることができるかもしれないという期待が掛かっている。

そんな中、Hansi Flick監督はディフェンス面ではいくつかの対応が必要となる。Niklas Süleが十字靭帯断裂のため、今季復帰が絶望となっており、Lucas Hernandez(内側靭帯損傷)とJerome Boateng(退場処分による出場停止)もフォルトゥナ戦は欠場することが決定している。

またオフェンス陣については、腕の負傷によりFiete Arpが出場できないほか、Kingsley Comanの出場はフランス代表での試合で筋肉の張りを訴えており、フォルトゥナとの一戦で出場できるかどうかは不透明となっている。