Bericht

2019/11/18 | ニュース

定例会員総会がアリーナで開催

日曜日の朝から741人の会員が出席

フォルトゥナ・デュッセルドルフは日曜日の朝に、今年の定例会員総会を開催し、合計で741人の会員(うち、投票権保有は677人)が出席した。当日は役員会及び、監査役会から、会員にとって興味深い多くのテーマについての報告があった。そのほか、会計監査からも会計に問題がなかったことが確認された。

予定開始時間を少し遅れてスタートした今年の提携会員総会は、オープニングにエモーショナルなビデオが流され、その後に監査役会Dr. Reinhold Ernst会長が開会の挨拶をした。そして同時に、かつて長期に渡りフォルトゥナの会長を務めた、現在ドイツサッカー協会副会長でもあるPeter Frymuth氏及び、名誉評議会会員ら、そしてメディア関係者にも言及した。

 

そしてDr. Ernstがこの日の出席者数を確認し、当日のテーマの流れを説明したところで、トップチームの選手たちも会場入りし、会員らから拍手で迎え入れられた。その後に、残念ながら今年この世を去った会員らを追悼し、定款に沿って名誉会員となったことを報告した。

 

 

続いては役員会の報告としてThomas Röttgermann会長が登壇し、2018/19シーズンを振り返ったのちに、将来的なテーマについても言及した。その中で強調されたことは、今後もフォルトゥナはブンデスリーガ1部に留まっていくことを目指すことであり、少ない予算の中でそれを実現していくためには、情熱と冷静さを持って挑んでいくことの重要性を説いた。もちろんそれはFriedhelm Funkel監督とそのチームについても言及されたが、昨シーズンは合計で71.5Mioユーロの売り上げを計上し、2.13Mioユーロの純利益となったこととで、フォルトゥナの総資産も7.0Mioユーロとなったことが報告された。

 

また将来的なテーマの中には、Arena-Sportpark内に新たな施設を建築する計画があることだけでなく、ファンらへのサービスを改善するために、ダイレクターレベルでのいくつかの改善が行われたことも報告されることとなった。また自分自身に関するいくつかの議論については、謝罪の言葉と共に、未来への強い決意を述べている。

 

これに続いてLutz Pfannenstielスポーツ役員が檀上に上がり、フォルトゥナとしての短期目標は1部リーグ残留であり、中長期的には1部リーグで安定して戦っていくことであることが確認された。また、2018年12月にスポーツ役員に就任した同氏は、昨シーズンの後半戦に見せたチームの素晴らしいパフォーマンスにも言及し、最終的に10位という順位でフィニッシュしたことについては、誰もが予想していなかった結果であろうと述べている。

 

さらに今シーズンに向けての新加入や、契約延長について話が移り、先週末のSchalke戦でRouwen Henningsが見せたハットトリックのビデオが上映された。そしてチームの素晴らしいメンタリティについて言葉を続けた。さらにユースアカデミーに所属するチームたちの状況についての報告に移ったが、その中でもU19チームがU19 Bundesliga Westで3位に位置していることに大きな賛辞を送っただけでなく、アカデミーからトップチームへの昇格を増やしていくことが大きな目標であることが確認された。

 

これに続いては監査役会の報告としてDr. Reinhold Ernst会長が再び登壇し、まずは役員の変更について言及することに。そしてLutz Pfannnenstiel氏がスポーツ役員に就任したこと及び、Erich Rutemöller名誉スポーツ役員が退任したことについても伝えられた。

さらに、前Robert Schäfer会長との間で著しく信頼関係が崩れたことに言及したDr. Ernst氏は、それが原因となって解任に至ったことを報告している。そしてThomas Röttgermann氏との話し合いの中で、”冷静で分析なできる専門家”という認識に至ったため、新しいフォルトゥナの会長として決断を下したことも明かされている。Röttgermann氏にとっては激動の中での就任となったが、徹底的な分析を行った上で、すべてはクリアにされることとなった。

 

加えて2019年6月1日に新しくマーケティング役員に就任したChristian Koke氏についても言及したDr. Ernst氏は、経済的な基盤をより強固なものにするためのものであることが伝えられた。そして昨年限りで役員から外れることとなったSven Mühlenbeck氏については、新しいユースアカデミーセンターの設立に尽力してくれたことについて改めて感謝の言葉が送られた。

また監査役員会の中ではマーケティング委員会が新設され、Dirk Böcker氏、Björn Borgerding氏、Sebastian Fuchs氏が担当することも報告され、最後にこの度監査役会を離れることとなったDr. Christian Veith氏に対して、感謝の言葉を送った。

 

続いて選挙管理委員会からの報告に移ると、Thomas Bollien会長が舞台に上がることに。そして監査役会、クラブ役員会、会員らと多くの話し合いを行ったうえで、それらがクラブの首脳陣らの仕事に反映されていくことを伝えた後、Dr. Veith氏のこれまでの功績について述べた上で、感謝の言葉で締めくくった。

なお、この後任については急いで探す予定はないだけでなく、能力的にも、そして人間的にもそれに適切である人材を見つける方針であることが確認された。そのほかの監査役会の役員であるMartina Voss-Tecklenburg氏とCarsten Knobel氏は、期待以上の役割を担ってくれているとの評価が伝えられた。なお、2020年の会員総会で監査役会は再選挙となるが、その候補者については、再び選挙管理委員会から発表されることとなる。

 

続いてはBenno Beiroth氏、Wilhelm Brauer氏、Dirk Gatzen氏らを代表して会計監査の報告をしてPeter Fuchs氏が登壇。2.1Mio.ユーロの売り上げを計上し、クラブの総資産が7Mio.まで増えたことが確認された。またこれによりクラブは記録上、負債がないことも伝えられた。

 

それぞれの報告が終わった後、役員会と監査役会のそれぞれ役員についての支持についての投票が行われた。なお、現在Robert Schäfer氏については、解約についての交渉が進行中のため、投票は次回の会員総会へ延期してほしい旨がDr. Ernst氏より提案され、過半数の支持を持って承認された。

 

なお、支持投票の結果、フォルトゥナ役員会はChristian Koke氏(95%)、Sven Mühlenbeck氏 (96.4%)、Lutz Pfannenstiel氏(96.8%)、Thomas Röttgermann氏(66,7%)、Erich Rutemöller氏(88.9%)となったほか、監査役員会は、Dirk Böcker氏(91.7%)、Björn Borgerding氏(90.6%)、Dieter vom Dorff氏(94.4%)、Dr. Reinhold Ernst氏(80.7%)、Sebastian Fuchs(87.5%)、Carsten Knobel氏(90.1%)、Ignacio Ordejon-Zuckermaier氏(87.6%)、Dr. Christian Veith氏(51.8%)、Martina Voss-Tecklenburg(90.2%)となった。

 

この日の8つ目の項目として、クラブの会計監査の選出についての投票が行われ、Benno Beiroth氏、Wilhelm Brauer氏、Peter Fuchs氏、Dirk Gatzen氏が、97.75%の支持を得ることとなった。

 

最後は定款変更についての提議が行われ、§ 2 (4)「クラブの目標と課題」について、「クラブは環境保護に注力し、次世代に対しても責任を負う」という文章が90.1%の支持で付け加えられることとなった。また§ 19「役員会の業務」について、「役員会は会員定例会において、環境保護の分野における活動報告をする」ことを付け加えることが提案され、76.9%の支持とともに承認された。最後の提案としては、プロチーム部門を切り離す場合、全体の3/4ではなく、2/3の支持が必要との提議がなされ、86.9%の支持で承認されることとなった。

 

そしてすべての報告と投票が終了し、14:45に2019年の会員総会は終了となった。

2025 © Düsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V. Sunday, 25. May 2025 um 21:34 | Imprint | Data Protection | Cookie-Settings