「パニックのような雰囲気が蔓延しているが...」
FSV Mainz 05戦に向けたFriedhelm Funkel監督のコメント
代表ウィークが過ぎ去り、再びブンデスリーガが戻ってくる。Oliver Finkキャプテン率いるフォルトゥナにとっては、ここから重要な戦いが続くことになるが、それに向けて今週は土曜日にホームでFSV Mainz 05と対戦することになる。
Mainz戦に向けた会見の冒頭に、「まず何よりも、この代表ウィークでチームを離れていた選手たちが怪我なく戻ってきてくれたことを嬉しく思う。どの選手も今週の試合で出場することができる状態だ。今週の相手は非常にフィジカル面に秀でているチームであり、彼らに対抗するためにとても重要なことだ」と切り出したFriedhelm Funkel監督だが、「我々は開幕戦のような戦いをしたいと思っている。そうすれば、今週の試合でもMainz相手に勝利するチャンスはあるはずだ」と続けている。
Hertha BSC戦では期待を裏切るパフォーマンスとなってしまったことを受け、「(今週の試合に向けた)トレーニングの強度を高めて準備してきた」と話すFunkel監督だが、「選手たちもしっかりとその意味を理解してくれた。彼らのトレーニングでのパフォーマンスに不満はない」と評価している。選手らも「我々のサッカーは、常に準備し、しっかりと走り、しっかりと戦うものだ」と主張する指揮官のサッカーを体現するための準備をしてきた。
ここまでの7試合で獲得勝ち点4点となっているフォルトゥナは、現在15位に位置しており、「パニックを起こしているような雰囲気が蔓延している」状態を受けて指揮官は、「もし我々が降格圏内に沈むようなことがあったとしても、決して慌てるつもりはない。必ず来るタイミングでただしいステップを踏んで見せる」と、明確な決意を口にしている。
これまでFunkel監督がフォルトゥナを指揮してきた3年半では、頻繁に好転してきた過去があるが、「もちろん試合に勝てることはとても良いし、最高な気分になれる。しかし、数試合勝てなかったり、負け試合が続いてしまっても、決して決して悪いことではない」と言葉を続けている。
だからこそFunkel監督は落ち着いて、今週末のMainz戦に100%の集中をしている。なお、この一戦では、Markus Suttner、Aymen Barkok、Oliver Fink、Kelvin Ofori、Alfredo Moralesは負傷のためにメンバー入りすることができない。この状況については、「彼らのうち数選手は、来週にはチーム練習に合流できるものと期待している」としている。「それ以外の選手は全員、出場が可能な状況だ。スターティングメンバーをどうするかについては、もうしばらく熟考する必要がある」と話して、会見を終えている。