「時間と忍耐が必要であり、慌てないことが重要だ」
開幕戦Bremen戦に向けたFriedhelm Funkel監督のコメント
今週土曜日にアウェーSV Werder Bremen戦でスタートするブンデスリーガに向けて、Friedhelm Funkel監督は「我々は誰もが、新シーズンが開幕することを嬉しく思っている。ドイツトップクラブたちと力比べをすることは、本当に楽しみだ。超満員のスタジアムの素晴らしい雰囲気の中でプレーできるということは、選手たちをさらに強く押してくれるはずだ」とコメントしている。
フォルトゥナにとっては、開幕戦から大きなチャレンジが待ち受けている。Funkel監督は、「Werderは2019年に入ってから一度もホーム試合で負けていないが、それだけでなく、昨シーズン1年間を通じて、ホームでは必ず得点を記録してきた」と相手チームを分析している。それだけでなく、相手チームへ最大の敬意を示すFunkel監督は、「彼らは本当に素晴らしい仕事をしている。Florian Kohfeldt(監督)とFrank Baumann(GM)は、15年前のWerderの姿を取り戻そうとしている」と続けているが、Werder Bremenは2004年にブンデスリーガとドイツ杯の二冠を達成していた。
現在のチーム状況については、Fenerbahce Istanbulへ移籍したMax Kruseの穴埋めが課題となるが、「これに関しては大迫勇也がその役割を担うと確信している。彼は非常に優れた選手であり、そして素晴らしい人間だ。私が1860 Münchenで監督を務めていたときに、彼をドイツに導いたんだ」と、当時を回想している。続けて、「彼らは我々とは違った野望を持って新シーズンを迎えることになる。彼らの目標はヨーロッパでの大会(EL、CL)への出場権を獲得することだ」と、警戒心を強めている。
フォルトゥナは昨シーズンの好パフォーマンスを継続したいところだが、それが非常に難しいことに言及したFukel監督は、「我々は自分たちの状況を現実的に捉えており、昇格2年目のクラブにどういったシーズンが待ち受けているかをよく理解している。我々の目標は1部リーグ残留だけであり、それ以外のことは全く頭にはない」とコメントしている。
昨シーズンの重要な選手たちは、今シーズンは(まだ)起用することができない。Dodi LukebakioとBenito Ramanはドイツ国内で別のブンデスリーガクラブへ移籍し、Kevin Stögerは昨シーズンの最終節で十字靭帯断裂の重傷を負ったため、当面の間はリハビリを続けることになる。「彼らは我々の素晴らしいシーズンの中でも大きな比重を占めていた」と話す指揮官は、「新加入の選手たちも素晴らしいクオリティを有している。しかしそれがどれだけ早くブンデスリーガで通用するようになるかは、これからの数週間、数か月を見てみなくては分からない。そのためには時間と忍耐が必要であり、慌てないことが重要だ」としている。
長期負傷離脱のStögerに加え、Michael RensingとNana Ampomah(ともに復帰に向けてリハビリ中)、Aymen Barkok(肩の手術)と出場停止のAdam Bodzekは、開幕戦のメンバーからは外れることになる。なお、この試合にはデュッセルドルフから約3000人のファンが駆け付ける予定だ。