「これは決して親善試合ではない」
#F95H96 に向けたFriedhelm Funkel監督のコメント。
フォルトゥナにとって、出来すぎなほど素晴らしかったシーズンが終わるのはとても残念ではあるが、今週末の第34節ホームHannover 96戦が今シーズン最終戦となる。しかしこの一戦でも、チームの目標は明確である。Friedhelm Funkel監督はこの試合でしっかりと勝利を収めて、ファンとともにこの1年を締めくくるつもりだ。
「我々は今シーズンの素晴らしい1年を締めくくるために最善を尽くすつもりだ」と切り出したFriedhelm Funkel監督にとって、ホームサポーターの前で勝利を目指すことは当然のことである。一方でベテラン指揮官にとっては、Hannover 96がすでに降格が決まったということとは関係なく、非常に難しい試合になることを予想している。
「この試合は間違いなく難しいものになる。多くの人たちが、Hannover 96は降格が決まったのでこの試合でもノーチャンスだろう、と思っているかもしれないが、それは大きな間違いだ」と、警笛を鳴らしている。
これを証明するようなデータについて、「彼らはここ最近の4試合で勝ち点7点を獲得しており、3試合で無失点となっている。唯一FC Bayernに1-3で敗れているだけだ。これからもわかるように彼らはポテンシャルがあるにも関わらず、それを引き出すのが遅すぎたということだ。現在チームは非常に良い状態にあり、先週のSC Freiburgに3-0で勝利した試合は、彼らの今季でストゲームだったと言えるだろう。それを今週の試合でも見せてくれるに違いない」と説明している。
しかしながら、Funkel監督とそのチームの目標がぶれることはない。「我々はホームでの9勝目を狙っていく。それはつまり、ブンデスリーガの中で我々よりもホームで強いチームは3つしかないことを意味する。それはFC Bayern、Borussia Dortmund、そしてLeipzigだけだが、それらはドイツのトップ3のクラブだ。このデータは我々にはとっても非常にモチベーションになる」としている。
さらにこの試合に勝利することは、順位にとっても大きく影響することになるが、「もし10位でフィニッシュすることができれば素晴らしい。しかしそのためにはまずホームでしっかりと勝利を挙げなくてはならない。そしてその上で、HerthaがホームでLeverkusenに勝利しないことが条件になるだね」と、状況を説明している。
開幕前には、フォルトゥナが最終節を前にそのような目標を持って試合に挑むことになることを想像できた人は皆無だと思うが、指揮官は「我々の選手たちが今シーズン達成したことは、まさにセンセーショナルだった。それは最終節の試合結果は全く関係なくだ。たとえどんな結果になっても、今年のチームの印象を損ねるものではない。我々はシーズンを通じてとにかく素晴らしいパフォーマンスを披露してきた。それは本当に誇らしいことだよ」と、チームへ最大の称賛を送っている。
Funkel監督はこの今季最後の試合でも、可能な限りのベストメンバーをピッチに送り出すつもりだ。「これは決して親善試合ではない」と話す指揮官は、Dawid KownackiとMarcel Sobottkaをメンバー入りさせるかを決めかねており、「これについては金曜日の夜に決断する」と話すにとどめている。
なお、確実にメンバー入りしないのは、負傷離脱中のJean Zimmer、Diego Contento、Davor Lovren、Raphael Wolf、Tim Wiesnerらに加え、出場停止のAdam Bodzekということになる。