Bericht

2019/04/17 | ニュース

「特別な成果を得たいと思うことが必要だ」

Thomas Röttgermann新会長の就任記者会見。

フォルトゥナ・デュッセルドルフは火曜日に、Thomas Röttgermann会長の就任記者会見を開催した。この会見での新会長の主なコメントを以下に掲載する。

Thomas Röttgermann新会長のコメント

… フォルトゥナの会長に就任したことについて:

私はまず、ここにいられることを嬉しく思う。フォルトゥナはドイツの中でも特別なクラブである。このクラブはこの素晴らしい街をホームタウンにしており、非常に伝統があり、そしてインフラ面でも非常に優れているだけでなく、素晴らしいファンに支えられているという非常に稀なコンビネーションを有している。このような大きな可能性を秘めたクラブで、その発展のために仕事ができることを光栄に思っている。

 

… これまでのほかのクラブでの経験について:

私はこれまでにこの業界ですでに長きに渡り、様々なところで従事してきた。その中で多くの知識や経験、印象などを得ることができたが、それをこれからフォルトゥナへフィードフォワードしていきたいと思っている。私はどのようにしてクラブを成功に導くことができるか、そしてどのようにしてチームが少しでも良い成果をあげられるように環境を改善するべきかを熟知している。そして、チームの成果をオーガナイズすることが、我々が求めていることでもある。

 

… 成功を収めるうえで最も重要なことは:

様々なことが重要であるが、まず1つは、クラブがファイナンス的にチームの成長を実現することができる状態であることだ。この条件があってこそ可能になる。

そして2つ目にモチベーション、連帯感、そしてメンタリティーを挙げたい。ただ仕事をする、ということだけでは足りない。誰もがこのクラブで仕事をすることに情熱を燃やし、特別な成果を得たいと思うことが必要だ。それは選手、監督スタッフ、そしてフロントのスタッフも含めてすべてに言える。クラブの中が同じ目標に向かって情熱を持っていることで成果を挙げることができるものであり、それを我々も実現しなくてはならない。

3つ目として、お互いがしっかりとコミュニケーションを取ることも成功には不可欠である。ファン、観客、スポンサー、首脳陣、クラブスタッフ、それだけでなく、街やここに暮らす市民たちもだ。

そして最後のポイントとして、すべての部署に優れた人材を持つことだ。フロントのスタッフからはすでに、良い印象を受けている。ここではいろいろなことが実現できると思っている。

 

… Lutz Pfannenstielスポーツ役員とFriedhelm Funkel監督と話した最初の印象は:

私はすでに両氏と話をしたが、どちらも素晴らしい仕事をしてくれていることを確信している。それは今シーズンの成果を見れば明確でもある。フォルトゥナは多くの人たちの期待に応え、これだけ早く残留を確定することができている。私はLutz Pfannenstielをすでに以前から知っていたが、彼は非常に有能だと思っている。彼は自分の役割を良くわかっている。そしてFriedhelm Funkelは私が今住んでいるNeuss出身だ。これもまた一つの共通点でもある。

 

早期が残留決定がもたらす来季のプランニングへの効果は:

早期に残留を確定したということは素晴らしい仕事であったことは間違いない。しかし、(来季に向けた)早期のプランニングについて、フォルトゥナ・デュッセルドルフが新しい選手を獲得したりそのための交渉には大きく影響はしない。結局のところフォルトゥナは、TV放映権の分配やそれに関わるような経済的な条件面が問題である。その部分を改善することは非常に重要なことである。我々は今後、早期のプランニングだけでなく、ファイナンスの部分での可能性をより改善していくことを目指すつもりだ。

 


… 過去のフォルトゥナとのつながりについて:

私はすでに長いことReinhold Ernst氏とコンタクトを持っていたように、フォルトゥナは私にとってすでに数年前からテーマではあったが、家族的にもフォルトゥナは常に私の思いの中にあったクラブである。それは私の妻がNeuss出身であり、フォルトゥナのファンであるからだ。また私の息子は、シャルケに4-0で勝利した試合を共に経験したが、その際に相応しくないタイミングでフォルトゥナのマフラーを掲げたために、シャルケファンからフックを喰らうこととなった経験をしている。これらのことから、私はすでに何年も前から物理的にも個人的にもこのクラブを非常に身近に感じていた。

 

良いチームワーク(共同作業)について:

これに関しては私も歯車の一つであり、クラブのような複雑な構造で成り立っている組織の中では、各自が自分の任務を成功に向けて遂行していくことが重要である。それはときに小さいことであったり、大きいことだったりするが、どれもが重要になる。

私は決してすべての分野におけるスペシャリストではないし、常に最もより正しい答えを持っているわけではなく、何が正しいかを知っているわけではない。しかし私の強みとしては、誰の意見が正しいのかを見抜き、ともに様々な目標達成に向けて近づけていくことができることだと思っている。私はこのクラブがどこに向かっていかなくてはならないかについての明確なプランを持っている。それはクラブの代表として持たなくてはならないものだ。

 

この先の目標設定について:

我々はブンデスリーガに留まるだけでなく、その中で良いポジションをキープしていきたい。それを常に念頭に置いておく必要がある。しかしその一方で、現在持ち合わせている条件で達成できないことを、我々の継続的な目標にする必要はない。私は地味でシステムチックな人間である。まずは我々の持つ条件をしっかりと精査し、ほかのクラブと比較していくつもりだ。フォルトゥナのように、デュッセルドルフという州都をホームタウンにしているクラブは、決してほかのクラブの陰に隠れる必要はない。我々は今ある条件をしっかりと活かしていくように作業していかなくてはならない。

 

… 50+1ルールについて:

フォルトゥナはこのテーマについて、非常に明確なポジションを持っている。これはドイツサッカーの独自性を示す上で非常に機能的な規定である。これについては議論することはできるが、これに対し、大きな変更を考える理由はない。私はブンデスリーガの経済的な不利益については、クラブの会員が意見を言うことができるという仕組みに原因があるとは思っていない。これは私にとってはアイデンティティを強めるシグナルと理解している。

ブンデスリーガの中でも、フォルトゥナのような立ち位置を示しているクラブでも、非常に大きな成長を果たしているクラブがある。持ち得る条件の中で、可能な限り大きな目標を達成させるために仕事をしていくことができるということが、私の最大の強みであり、そういった意味でもフォルトゥナは私に非常に合っていると思っている。

2025 © Düsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V. Sunday, 8. June 2025 um 07:09 | Imprint | Data Protection | Cookie-Settings