新しい希望とともに再出発。
今週の対戦相手1.FC NÜRNBERGチェック。
ブンデスリーガで昇格クラブの2つが、首位クラブから合計で勝ち点4点を獲得するということは、決して普通のことではない。フォルトゥナは12月半ばのホーム試合で勝利し、1.FC Nürnbergは今週月曜日のナイト試合で引き分けることに成功し、それぞれがBorussia Dortmundから勝ち点を獲得している。なおこの首位との決戦では、新しい監督スタッフでの初陣となり、残留争いのために非常に重要な勝ち点となっていた。
12時間でのダブルの解任劇。
先週は1.FC Nürnbergにとっては非常にエネルギーの消費する週となった。2月11日から2月12日にかけての夜にクラブの監査役会は、昨年夏にブンデスリーガ1部昇格を果たしたAndreas Bornemannスポーツ役員の解任を決定した。そしてその役12時間後、監査役会のDr. Thomas Grethlein氏は、記者会見で同様にチームを昇格に導いたMichael Köllner監督の解任も発表することとなった。
監督代行としてBoris Schommers氏がチームを率いることとなり、アシスタントにはクラブのレジェンドでもあるMarek Mintal氏が入閣している。
90分間堅守
新しい監督スタッフによる初陣となったのは、月曜日の夜に行われたホームでのBorussia Dortmund戦。首位を迎え撃つという非常に難しい戦いとなったが、Nürnbergは90分間堅守を貫き、0-0で引き分けることに成功した。
ディフェンス陣が強固な壁を築き、GK Christian Matheniaの好パフォーマンスにも助けられ、Dortmundの猛攻をしのぎ切ったNürnbergは(シュート数17:7、ボール支配率72:28、コーナーキック数11:3)、価値ある勝ち点1点を獲得したが、これにより最下位に位置するチームは、残留争いに向けて、新しい希望の光を見出したことになる。
勝ち点2点差
Nürnbergはここ9試合で勝ち点2点しか獲得することができていない。さらにドイツ杯3回戦ではHamberger SVに敗れ、敗退が決定するなど、厳しい時期を過ごしてきた。それにも関わらず、入れ替え戦に挑むことができる16位VfB Stuttgartまでは、たったの勝ち点2点差となっているだけでなく、残留できる15位のFC Augsburgまでも5点差という距離に位置している。
ただしここからは厳しい戦いが待ち受けているという事実もある。アウェーでのフォルトゥナ戦の後は、代表ウィークのブレイク期間までに、Leipzig、Hoffenheim、Frankfurtとの対戦が控えている。
なお、残留争いの行方を左右することになるであろう15位Augsburg戦、16位Stuttgart戦は、第27節、第28節に行われる。