フォルトゥナはTELEKOM CUP 2019を3位でフィニッシュ。
Hertha BSC戦とFC Bayern戦で好パフォーマンスを披露。
フォルトゥナは、2019年のTelekom Cupを3位で終えることとなった。第1試合でFC Bayernにスコアレスドローの末、惜しくもPK戦で敗れたFriedhelm Funkel監督率いるチームは、3位決定戦でHertha BSC相手に素晴らしいパフォーマンスを披露し、Marvin Duckschの2得点とKenan Karamanの得点で3-1の勝利を収めることとなった。なお決勝戦ではBayernがBorussia Mönchengladbachとスコアレスの末、PK戦を4-2で制し、第10回となった今年のTelekom Cupでの優勝を飾った。
第1試合
試合結果:
Fortuna Düsseldorf 0-0(PK 7-8) FC Bayern München
試合レポート:
Friedhelm Funkel監督はドイツレコードマイスターを相手に、以下のメンバーをピッチに送り出すことに。ゴールマウスにはMichael Rensing、ディフェンスラインにはMatthias Zimmerman、Kaan Ayhan、Marcin Kaminski、Niko Gießelmannの4人を、そして中盤の中央にはAlfredo Morales、Oliver Fink、Kevin Stögerが並び、両ワイドにはBenito Ramanと宇佐美貴史が、そして前線にはDodi Lukebakioが入って、キックオフを迎えた。
試合はフォルトゥナも良い立ち上がりを見せる。しかしそれでも最初のシュートチャンスはFC Bayern 。Renato Sanchesが25mの距離からミドルシュートを放つも、これは僅かにフォルトゥナゴールマウスを逸れていく。
これに対してフォルトゥナも、シュートチャンスを作り出す。Stögerからのスルーパスに抜け出したRamanがGK Manuel Neuerと1対1のシーンを迎えるも、シュート直前にNiklas Süleのディフェンスにあい、シュートを放つことはできない。
すると続いては再びBayern。左サイドをドリブル突破したKingsley ComanがZimmermannとAyhanを交わしてシュートも、ボールはフォルトゥナのゴールネット外を揺らすのみで、失点には免れることに(8分)。
その後、15分を過ぎると、Bayernがフォルトゥナゴールチャンスを作り出すも、Rensingを中心にフォルトゥナディフェンス陣が堅守を貫き、得点は与えない。
するとフォルトゥナが再びチャンスを作り始める。23分、宇佐美が左サイドから仕掛けると、ドリブル突破から中央へセンタリング。これを受けたGießelmannがトラップからシュートするも、ボールをミートすることができず、シュートはゴールマウスを大きく外れてしまう。
さらにその直後にはLukebalioがJoschua Kimmichを交わしてシュートも、ボールはBayernゴールのサイドネット外を揺らすのみで、ゴールには至らない(24分)。
これに続くチャンスは33分、BayernのComanが強烈なヘディングシュートを放つも、これはRensingがスーパーセーブを見せる。さらにその1分後にはDavid AlabaからのセンタリングにKimmichが合わせるも、シュートはフォルトゥナゴールバーの上を超えていく(34分)。
フォルトゥナも40分、Ramanが先制ゴールのチャンスを得るも、これはAlabaにギリギリのところでクリアされることに。そうして2年前同様、フォルトゥナとBayernの一戦は、無得点のままPK戦へと移ることに。そしてその結果、7-8で惜敗となったフォルトゥナは、3位決定戦に回ることとなった。
フォルトゥナメンバー:
Rensing – Zimmermann, Ayhan, Kaminski, Gießelmann – Raman, Morales, Fink, Stöger, 宇佐美 – Lukebakio
FC Bayernメンバー:
Neuer – Kimmich, Mai, Süle, Alaba – Gnabry, Sanches, Goretzka, Müller, Coman – Lewandowski
第2試合
試合結果:
Borussia Möchengladbach 1-0 Hertha BSC
得点者:
1-0 Thorgan Hazard (4分)
Borussia MGメンバー:
Sippel – Beyer, Ginter, Jantschke, Poulsen – Kramer, Cuisance, Neuhaus – Traore, Stindl, Hazard
Herthaメンバー:
Jarstein – Lazaro, Lustenberger, Stark, Torunarigha, Plattenhardt – Darida, Maier, Duda – Ibisevic, Selke
第3試合・3位決定戦
試合結果:
Fortuna Düsseldorf 3-1 Hertha BSC
得点者:
0-1 (3分)
1-1 Karaman (11分)
2-1 Ducksch (PK, 23分)
3-1 Ducksch (31分)
試合レポート:
3位決定戦に向けて7つのポジション変更を行ったFriedhelm Funkel監督。ゴールにはJaroslav Drobnyが入り、センターバックにはAndre HoffmannとRobin Bormuthが新しく配置され、両サイドバックは1戦目同様にMatthias ZimmermannとNiko Gießelmannが入った。またダブルボランチにはAdam BodzekとAymen Barkokが並び、両サイドには1戦目同様にBenito Ramanと宇佐美貴史Takashi Usamiが、そして前線にはMarvin DuckschとKenan Karamanが並んでキックオフとなった。
試合は開始早々の2分、思わぬ形で失点してしまう。GK Drobnyからのパスをカットされると、そのままPascal Köpkeへボールが渡り、難なくゴールを決められてしまう。
それでもすぐに反撃に出たフォルトゥナも9分、Ramanが右サイドを突破すると、中央へ鋭いパスを折り返す。しかしこれには誰も合わせることができない。
それでもその3分後、同点ゴールを奪うことに成功する。左サイドをBarkokがドリブルで突破し、中央へ折り返すと、今度はKaramanが相手ディフェンスを競り合いながら合わせ、ボールはHerthaゴールへと吸い込まれていくことに(12分)。
さらに攻勢に出るフォルトゥナは15分、Karamanのポストプレーから最後はRamanが狙うも、これはHerthaゴールバーを越えていく。
しかし続くチャンスもフォルトゥナ。23分、中央でボールをコントロールした宇佐美から右サイドのZimmermannへロングパス。これを受けた右サイドバックはすぐさま中央へセンタリングを上げると、Duckschの落としたパスを受けたRamanが倒されてPKを獲得。これをDuckschが落ち着いて決めて、フォルトゥナが逆転に成功する。
さらに波状攻撃を仕掛けるフォルトゥナは27分、宇佐美からのコーナーキックにHoffmannが頭で合わせるも、これは相手GK Kraftのファインセーブに阻まれる。これに続くコーナーキックにはKaramanが頭で合わせるも、これはゴールマウスを捉えきれず。
それでも31分、フォルトゥナの素晴らしいハイプレスからボールを奪った宇佐美から、Ducksch、Barkok、Ramanとダイレクトパスが繋がると、最後はベルギー人アタッカーからのラストパスをDuckschが押し込んで3点目を奪うことに成功する。
その後スコアが動くことはなかったが、その結果フォルトゥナはHerthaに3-1で勝利し、今年のTelekom Cupの3位が決定した。
フォルトゥナメンバー:
Drobny – Zimmermann, Hoffmann, Kaminski, Gießelmann – Raman, Bodzek, Barkok, 宇佐美 – Ducksch, Karaman
Herthaメンバー:
Kraft – Pekarik, Rekik, Baak, Mittelstädt - Dardai, Friede, Skjelbred, Jastrzembski - Kalou, Köpke
第4試合・決勝戦
試合結果:
FC Bayern München 0-0(PK 4-2) Borussia Mönchengladbach
Bayernメンバー:
Ulreich – Rafinha, Hummels, Boateng, Lungwitz, - Davies, Thiago, Sanches (27分 Goretzka), Jeong (39分 Zirkzee) – James, Wagner
Borussia MGメンバー:
Nicolas – Beyer, Jantschke, Strobl, Poulsen – Cuisance (37分 Villalba), Neuhaus (23分 Zakaria), Benes – Traoré (23分 Müsel), Drmic, Herrmann