「しっかりと戦いを挑んでいくつもりだ」
#H96F95 戦に向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。
火曜日の夜に、ここまでリーグ無敗を貫いてきたBorussia Dortmundを撃破し、ジャイアントキリング成功させたフォルトゥナだが、Friedhelm Funkel監督はアウェーでのHennover戦(土、15:30キックオフ)を前に、「チームは(この金星から)非常に冷静に切り替えてくれた」と話し、「選手たちにとっても本当に素晴らしい勝利となったが、水曜日にはもうそれは意味をなさなくなるんだ」と、年内最後の試合に向けて、照準を切り替えることが重要であることに言及している。
「Hannoverは前節のFreiburg戦に限らず、運動量が豊富でアグレッシブなチームであることを示している。(結果には恵まれていないが)チームはまだまだ活力を持っているし、きっと良い年末を迎えるために全力を尽くしてくるだろう。それに対して我々も、全てをかけて挑むつもりだ。
良い結果を得るために、Hannoverよりも(前節から)1日長く回復の時間があることは、フォルトゥナにとって優位に作用する可能性はあるが、「それは近年では大きな意味をなさないだろう。ブンデスリーガの選手たちはトップコンディションを維持できるし、クリスマス休暇を前に、イングリッシュウィークの中でも十分な運動量と共にトップレベルのパフォーマンスを披露することができるであろう」と警戒心を強めている。
指揮官はHannover戦でも前節同様のパフォーマンスを期待していると共に、前節の試合同様に、スターティングメンバーに若干のいれかえの可能性があることを示唆している。そして、「私は常に4、5つのポジション変更を熟考することができる選手たちを持っていることをとても嬉しく思っている。彼らはブンデスリーガクラブを相手に非常に良い戦いができている。内容的にもシーズン開幕時はできなかったことが徐々に出来るようになってきている。我々は決して敗者ではなく、彼らに対してしっかりと戦いを挑んでいくつもりだ」と話している。
スターティングメンバーの入れ替えは、対象となる選手たちにとっては常に不満に繋がりかねないが、「選手たちは(私の決断を)誠意を持ってプロフェッショナルに受け入れてくれている」と話すベテラン指揮官は、「こういったことをチームの中でコントロールできているということは我々の最大の強みであり、チーム内のリーダーシップなども非常に重要なものと言える」と、選手たちの振る舞いに賛辞を送っている。
フォルトゥナにとってはこの一戦では、原口元気Genki HraguchiとIhlas Bebouとの再会が待っているが、トーゴ代表ストライカーは、負傷のために出場は回避されることになるであろう。「彼が負傷していることをとても残念に思う」とするFunkel監督だが一方では、「私にとっては(この試合で)ピッチでプレーしているところを見るよりは、ピッチサイドで挨拶をすることができる方が好ましい」と、正直な思いも口にしている。