「すべての条件が揃わねば」
#FCBF95 に向けたFRIEDHELM FUNKEL監督のコメント。
今週末に控えるドイツレコードマイスターFC Bayern München戦を前に、記者会見場にはいつもより多くのカメラが配置される中、「(FC Bayernは)長きに渡ってドイツのトップクラブである彼らと対戦することは、このブンデスリーガの中での大きな挑戦である」と切り出したFriedhelm Funkel監督だが、指揮官自身がこの一戦の難しさを最もよく理解している。
Friedhelm Funkel監督にって明確なことは、黒星を喫して帰路に着くためにミュンヘンへ向かうつもりはないということだ。「(例えFC Bayernが相手だとしても)これもブンデスリーガの中の勝ち点3点を懸けた試合の一つである。もちろん全ての条件が揃わねばならないが、それが叶えば、勝ち点を持ち帰ることも不可能ではない」と話す指揮官は、「戦わずして諦めるようなことは決してない」と続けている。
過去数週間を振り返ると、いくつかのクラブがFC Bayernを相手にしても、勝ち点を奪うことができている。「Borussia MGはミュンヘンでの対戦で素晴らしいパフォーマンスを披露した。またFreiburgやAugsburgも、終了間際に同点ゴールを奪うことができたという運にも味方された」と、FC Bayernから勝ち点を奪ったクラブに言及しつつ、「非常に効果なプレーをし、素晴らしいディフェンスを見せることができれば、ミュンヘンでも勝ち点の獲得を願うことは可能だ。ただしそれは自動的に生じることではなく、我々もボールをキープする時間帯がなくてはいけない」と、レコードマイスターとの対戦にも戦略を立てている様子を覗かせている。
ここ数週間は、それまでのようなパフォーマンスが発揮できていないFC Bayernではあるが、Funkel監督はそれが小さな停滞期であって、決して大きなスランプではないと主張している。これについては、「Bayernは世界を代表するチームである。今はこれまでのように多くのチャンスを活かすということができていないという、少々思い通りに行かない時期を過ごしてはいるが、それでも彼らは非常に力のあるチームであり、指揮官は昨季までフランクフルトで、タイトルを獲得するに相応しい監督であることを示してきた」とコメントしている。
今年のW杯での思わしくない結果が、4人の代表選手に悪影響を与えているのではないかという問いに対しては、「そのようなネガティブな経験は、ワールドクラスの選手である彼らにとっても、簡単に乗り越えられるものではない」と理解を示している。
ミュンヘンでの試合が控えているということは、つまりは代表ウィークが終了したことを意味しているが、すでに全ての代表選手がデュッセルドルフに戻ってきている中で、「(トルコ代表に合流していた)Kaan Ayhanは親指に痛みを抱えている。金曜日の練習の様子を見て、ミュンヘンへのメンバーに加えるかどうかを判断するつもりだ。
一方、負傷からの回復を見せているMarcel Sobottkaはもう2週間ほど必要になる見込みのほか、Andre HoffmannもこのBayern戦でのメンバー入りは見送られている。そのほか、バイエルン地方出身のOliver Finkキャプテンは、前節に続いてメンバー入りすることになる。