2037日ぶりのブンデスリーガ1部での勝利。
フォルトゥナにとっては記録尽くしの勝利に。
諦めない姿勢を貫き、最後に2-1の素晴らしい勝利を掴むこととなったTSG Hoffenheim戦だが、この試合からは非常に多くの興味深い数字を見出すことができる。ブンデスリーガでの獲得総勝ち点での順位が上昇したほか、数選手にとってはキャリアの新しい1ページを記録することにもなっている。
フォルトゥナが18位に上昇
本来であれば18位に位置することを喜ぶクラブはいない、フォルトゥナを除いては!これまでのブンデスリーガの合計獲得勝ち点数の順位表において、この勝利により952、953、954と数字を伸ばしたフォルトゥナは、Karlsruhe SCを交わし、18位にランクアップすることとなった。なお17位に位置しているのは、今シーズンで好スタートを切っているVfL Wolfsburgであり、そこまでの獲得勝ち点数は38点あるため、彼らを交わすまでにはまた長い道のりになりそうだ。
Funkel監督はHitzfeld氏と同数に
Friedhelm Funkel監督がドイツの中で非常に経験のある監督であることはすでに周知の事実であるが、ブンデスリーガの歴史の中でもその数字は顕著である。Hoffenheim戦はFunkel監督にとってブンデスリーガでの460試合目となったが、これはかつてDortmundやBayernを率いたOttomar Hitzfeld氏と並んで歴代8位の記録である。なお、7位に位置するHennes Weisweiler氏は、ブンデスリーガ466試合で監督席についた数字を持っている。
Funkel監督にとっては久しぶりのブンデスリーガでのホーム勝利
2-1でHoffenheimに勝利したFunkel監督だが、ブンデスリーガでのホームでの勝利は、実に18試合ぶりとなる。前回の勝利はEintracht Frankfurtで監督を務めていた2009年4月に、Borussia Mönchengladbachから奪った試合までさかのぼる(4-1で勝利)。その後はFrankfurtで3試合勝ち星がなく、残りはHertha BSC時代の14試合と、今シーズンの開幕戦となったFC Augsburg戦ということになる。ブンデスリーガ監督の中で、これだけ勝利を待ちわびていた人はいない。
フォルトゥナも長いトンネルを抜けることに
フォルトゥナのブンデスリーガでの勝利は、2013年2月16日のGreuther Fürth戦(1-0)まで実に2037日さかのぼることになる。なおフォルトゥナは、今節終了時点で8位に位置しているが、この順位は2012/13シーズンの第7節以来となる。
数選手が新しいキャリアを記録
59分、負傷したKaan Ayhanに代わってピッチに立ったRobin Bormuthにとっては、記念すべきブンデスリーガデビューとなったが、早速初勝利も経験することとなった。また先制点を決めたAlfredo Moralesにとっては、これがブフォルトゥナでの公式戦初得点となったほか、決勝点を決めたDodi Lukebakioにとっては、これがブンデスリーガでの初ゴールになった。なおこのベルギー人アタッカーは、フォルトゥナの歴史の中で、ブンデスリーガで得点を記録した2人目のベルギー人ということになる。誰が最初かって?それはもちろん、チームメートのBenito Ramanである。