「多くのサポーターが応援に来てくれることは文句の言いようがない」
MSV Duisburgとの”シュトラッセンバーンダービー”に向けたFunkel監督の記者会見。
現在フォルトゥナで指揮を執るFriedhelm Funkel監督は、過去に5年間MSV Duisburgの監督を務めた経験がある。「当時のMSV DuisburgがMSV-Arenaを持っていたら、きっともっと大きな成功を収めていただろう」と当時を振り返った指揮官だが、今はフォルトゥナの任務に集中している。今週日曜日はこのシュトラッセンバーンダービーで、ハードな戦いが待ち受けていることになる。
「'Ivo' GrlicとIlia Gruevがここ数年Duisburgで行ってきた仕事は最大級の評価をするに値する」と、対戦相手への賛辞を惜しまないFunkel監督は、現在ブンデスリーガ2部でも上位に位置していることについても、「彼らは素晴らしいチームを作り上げている。昇格クラブとしても、とてもリスペクトをしている」と続けている。
もちろんテーマは前期でのホームでの対戦に及んだが、「(前期の戦いは)我々にとっては素晴らしいものとなった。ノーガードの殴り合いのような戦いになったが、あのような試合は、今のブンデスリーガ1部・2部ではあまり見られるものではない。だからこそ、誰もがエキサイティングしたが、今回の対戦はおそらく違う戦いとなり、より戦術がものを言うだろう」と今回の試合展開を予想している。
現在4位に位置するMSV Duisburgだが、前節は3位Holstein Kielに0-5の大敗を喫している。しかし指揮官は、「それはあまり大きな意味をなさないだろうし、それはすでに修正されているに違いない。我々もRegensburgでの苦い経験を、次の週のSt. Pauli戦で乗り越えてみせている。重要なことはそのような試合の後に、慌てずに次の試合に集中して戦うことである。サッカーの試合の中では色々なことが起こり得るのだから」と、警戒心を強めている。
今回の対戦に向けては、胃腸炎のためにLukas Schmitzがメンバー外となるほか、同様に今週の練習を休んでいたBenito Ramanのメンバー入りも不透明となっている。ベルギー人アタッカーはすでに練習に復帰しているが、Funkel監督は「まだ体調は良くないようだ。最終的には私の感覚で決めることになる」と慎重な姿勢を見せている。
この週末には約5000人のフォルトゥナサポーターがデュイスブルクに駆けつけることになる。「多くのファンがサポートしてくれることは、我々にとっては常に大きな意味を持つ。Duisburgの後ろには彼らのサポーターが、そして我々の後ろにはフォルトゥナのサポーターがいる。きっとスタジアムは熱狂に包まれ、最高の雰囲気になるであろう」と予想する指揮官は同時に、「それだけ多くのサポーターが応援に来てくれることは文句の言いようがない」と、最大級の感謝の言葉を述べて、記者会見を終えている。